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今はニートでもやり方次第!「低年収」から這い上がる不動産投資術=姫野秀喜

成功者たちの涙ぐましい努力

書店に行けば主婦なのに不動産投資を拡大している人の本や、ニートだったのに不動産投資を拡大している人の本が多数あります。彼らの本を読むと、彼らが初期の頃、種銭を作るためにどれほど涙ぐましい努力を重ねてきたかがわかります。

たとえば、少しでもお金を貯めるためにクーポン券を活用したり、妙齢の女性にもかかわらず洋服を一切買わなかったり、化粧品は試供品で済ますなど、非常に大変な苦労をしています。

そうして何年もかけて貯めたお金で、築古の戸建を買っています。その戸建てから上がるキャッシュフローも貯蓄に組み込んで、またその数年後に同様の規模の物件を購入しています。そうやって何件かの戸建てを購入後、今度はアパートなどに投資をします。その何年ものあいだ、なかなか拡大できないことに耐え、貯蓄をくり返しています。

世の中に戸建て投資というジャンルができたのは、そもそも数百万円の戸建くらいの金額しか買えない人がいたからです。今の自分と比べてみて、同じ境遇であれば、そこからスタートすればよいのです。

一発逆転を狙って大きな物件を買おうとしても、銀行がお金を貸してくれなければそもそも始まらないのですから、一歩ずつ進めるしかありません

足がかりに「戸建て」を買うときの重要ポイント

さて、ここまでは本を読めば誰でもわかることです。ここからは、本には書いていない戸建てを買うときのとても重要なポイントをお伝えします。

それは「戸建投資は、その先の融資を見据えて買うべき」ということです。ただ闇雲に利回りの良い戸建てを現金で買うのではなく、将来の融資につながる戸建てを買うということです。

将来の融資につながるというのは、金融機関が「共同担保」として高い評価をしてくれるような物件を選ぶということです。

具体的には将来ローンをお願いする(つもりの)金融機関が活動できるエリア内で、最も良い立地の物件を、できる限り土地値に近い金額で購入するということです。

例えば、将来的に東京の金融機関を使いたいのであれば、一都三県の東京寄りに購入するということです。できれば23区か東京都、神奈川なら川崎や横浜、埼玉なら川口や大宮、千葉なら松戸や市川、浦安などです。間違って使いたい金融機関のエリアから外れた場所に買ってしまうと、審査にすらあげてもらえないことになります(金融機関はエリアを越えて活動できないからです)。

戸建て投資の本には、「自宅のすぐ近くに戸建てが出たので購入した」などの事例が載っていたりしますが、そのまま鵜呑みにしないでください

自宅のすぐ近くの方が掃除などに通いやすいことは確かですが、それよりも優先すべきは、その戸建てを金融機関が評価するかどうかなのです。

Next: 戸建て投資は「親切な不動産屋」を見極める試金石にもなる

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