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2017年は例外の年に? 9~10月の気になる株価アノマリー3つ=櫻井英明

「9月最終5日間」のアノマリーは、今年は当てはまらないと考えたほうが良いかもしれない。一方で9月上昇→10月上昇(正相関)のアノマリーも気になるところ。(『「兜町カタリスト」』櫻井英明)

「兜町カタリスト」水曜前場 2017年9月27日号より

9月最終5日間の株価アノマリー

9月最終の5日間はマイナスが多いというのがアノマリー。今年は当てはまらないと考えたほうが良いかもしれない。

9月SQ値19278円、9月月足陽線基準値19691円は完全にクリア。2017年3月月中平均19340円、3月末18909円、年足陽線基準足陽線基準は19594円。これもクリア。前年比プラスの基準となる昨年末の値は19114円だ。9月上昇→10月上昇(正相関)のアノマリーもある。

上向いた75日線(19894円)を25日線(19723円)が抜くとゴールデンクロス。あと5日程度の時間が必要なだけと迫ってきた。「今年2度目のゴールデンクロスに期待」という声も聞こえる。「勝手雲」が今日白くねじれているのも期待感につながろうか。

ボリンジャーのレンジはプラス3σが20859円。マイナス3σが18587円と約1300円まで拡大。プラス2σの20480円に果敢に挑戦というところだろうか。

「今回の上昇は4月の罫線に似ている。4月17日→5月8日までの上昇率は9%。9月11日以降に当てはめれば21100円」という勇ましい声も聞こえる。

PER15倍で21225円16倍なら22640円。そこから風景は変わってくる筈。「財務省が政府保有株の郵政の売出しをするのだから9月高という単純な相場観が勝つつことになろうか。

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上半期と下半期の株価アノマリー

4月以降のTOPIX上昇率が10%を超えてきた。「過去の例では上半期の株価上昇率が半期末の時点で10%を超えることには意味がある。その年度の下半期の相場堅調を示唆するサインとなっている」と大和のレポート。

1970年度以降でTOPIXが上半期に10%以上上昇した年度。下半期の株価も9割以上の高確率(10勝1敗)で上昇した。平均上昇率は13.0%。上半期に株価上昇率が10%未満にとどまった年度、上半期に株価が下落した年度の、下半期の平均上昇率4%程度とは大きな差。

このアノマリーは日経平均で観測しても同様の傾向。日経平均が上半期に10%以上上昇した場合は、下半期の上昇確率は100%(10勝0敗)。上半期の株価上昇率10%達成のためには、9月末のTOPIXで1663.86以上。日経平均で20800.19円以上が必要とな計算。

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2017年「世界競争力報告

世界経済フォーラムが発表した2017年版の「世界競争力報告」。日本の総合順位は前年比1つ下がり9位になった。順位低下は2年連続。アジア勢ではインドネシアとベトナムが大幅に順位を上げた。

1位(前年1位)スイス
2位(同3位)米国
3位(同2位)シンガポール、
4位(同4位4)オランダ
5位(同5位)ドイツ
6位(同9位)香港
7位(同6位)スウェーデン
8位(同7位)英国
9位(同8位)日本
10位(同10位)フィンランド

小さなことにこだわらないほうが良いかもしれない。

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「兜町カタリスト」』(2017年9月27日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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