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9月総裁選は安倍vs麻生に? 政争の具にされた日銀人事=藤井まり子

安倍首相が率いる「改革派」

これに対して、改革派は、安倍首相が率いています。彼ら安倍首相率いる「2%インフレ目標」派は、国内では「守旧派」から「リフレ派」と蔑称されている人々です。

彼らリフレ派は、グローバル基準で眺めると「普通に金融理論が理解できている人々」です。中世で言えば「地動説」を信じられる人々です。

安倍首相を筆頭とするリフレ派は、自分でリスクを取って生きている中小企業経営者たちや将来の若者たちが支持者です。

彼らは、日本経済をもう一度「普通の国」へと取り戻して、再び景気を普通によくしたい、デフレから脱却したい、普通に幸せになりたいと願う人々です。

麻生氏封じ込めのための「黒田日銀続投」?

安倍首相は、この「守旧派・麻生氏の総裁選出馬」を封じ込めるために、今回2月16日の日銀人事(黒田続投・若田部副総裁誕生)で日本財務省に「花を持たせた」と言われています。

今、本田悦郎氏が日銀総裁として誕生すると、速攻で円安になります(やがて、日本の景気が普通に良くなって、日本国内でも長期金利が普通に上昇し始めてしまいます。守旧派はそうなると困る人々が多いのです。すると、地銀などの国内金融機関が日本国債運用でも再び多大な評価損を抱えてしまうかもしれません)。

一部の産業のない地方都市は、ガソリン価格上昇などで再び円安不況に苦しむかもしれません。守旧派をそこまで追い詰めると、麻生財務大臣を次期首相に担ぎ出そうとする「財務省をはじめとする守旧派」が勢いを増してしまうかもしれません。

今の安倍首相にとっては、守旧派をそこまで追い詰めてしまうのは、今は得策ではないのです。

憲法改正までは、あるいは、9月の総裁選が無事終わるまでは、安倍首相は守旧派を追い詰めないのが得策なのです。

安倍首相は、9月総裁選の前には、こういった「麻生担ぎ」の動きを封じ込めたかったと言われています。そのための「黒田日銀総裁続投」だったようです。

Next: 安倍首相が直前まで悩んだ「日銀人事」。今後の景気にどう影響する?

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