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日本の学校は「サラリーマン量産工場」。これでは1億円を稼ぐ人材は育たない=午堂登紀雄

受験勉強の罪

受験勉強にどっぷりはまってしまうことの危険性のひとつに、学ぶことが「受験勉強のスタイル」に固定されてしまうことが挙げられます。

たとえばテキストを読む・暗記する・問題集を解く、という学び方しかやってこないと、それが勉強というものだと型が決まってしまい、それ以外の学び方を思いつかなくなります

だから「自己投資」と聞くと、多くの人の頭には「資格取得」が思い浮かんでしまうのでしょう。

しかし実社会では、学校のテストや資格試験のようなクイズ大会ではありません。正解はないし科目も範囲もない。カンニングもOK。それよりも、いまある知識を統合・組み合わせて正解ではなく最適解を導くことが要求されます

そもそも受験では、正解があるのが当然の世界。だからなのか、多くの人は正解がないことが不安で、性急に答えを求めたがります

また、塾や予備校は基本的に合格するためのテクニックを教えてくれるところです。つまり正答するための効率的なテクニックがある

ビジネス書の世界でも、安易なノウハウ本が売れる傾向にあるのは、そういう姿勢から脱却できておらず、テクニックを学んで効率よく手軽に成功したいという欲求があるからなのでしょう。

学ぶとは、「自分が疑問に思ったことを探求する」というもっと能動的で創造的な行為のはずです。

ところが、受験では疑問を持つという行為自体が封印され、探求ではなく、正解を導くことが要求されます。そのため受験勉強漬けで青春時代を過ごすと、誰かが固めた理論をなぞるだけという、受け身の姿勢になりかねないのです。

受験後に目標を見失うことも

もうひとつ。合格が目的となってしまうと、自分の興味関心に敏感に耳を傾けて探求するという経験を積んでいないために、受験で燃え尽きて何もする気力がなくなってしまったり、進学した後で自分が何をしたいかわからないという状態に陥りやすい点が挙げられます。

これは中学受験でも同じく、難関校を目指して小学校2、3年という早いタイミングから受験勉強を始め、中学に入るころには疲れ果ててしまう子が少なくないと聞きます。

これも、学ぶことや進学することの本当の意味を、親子ともに納得していないからではないでしょうか。

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