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日経平均が9月に高値を突破した理由! チャートが示す年末高を解説=伊藤智洋

チャートに意思表示があった以上、その動きを重視すべき

過去の値動きの経験則で言えば、日経平均の9月の高値の突破は、単純にイレギュラーだと考えられません。固執しているわけではなく、何らかの根拠があって積極的になったと推測できます。本来、未来のことなどわかるはずもないのですが、チャートが未来を暗示する形を作るという個人的な経験値があります。

今回の場合、私の優先順位は、「政策での後押しなどあるわけがない」という決めつけではなく、チャートの示す通り、政策の後押しがあらわれる可能性があるという見方の方が先になります。

株価を押し上げるための十分な政策の後押しがあるかもしれないという理由がまったくないわけではありません。安部総理の最大の目標は、憲法改正です。憲法改正のための国民投票を実行できる状況を作るには、消費税引き上げを正当化し、参議院選挙で勝利することが必須条件です。

人の行動は目標がはっきりしているときにだけ予測可能です。今回は、安倍総理の最後のチャンスになるのですから、できるだけのことをやるはずです。

今回のようなチャートの動きには、必ず理由があります。一度、はっきりと意思表示があった以上、その動きを重視すべきだと考えています。

臨時国会は、10月24日に開会するようです。政府は、本年の一連の災害からの復旧・復興などに向けた今年度の補正予算案を提出する予定になっています。10月31日は、日銀会合での決定内容が発表されます。

10月末の状況次第では、日経平均が2万2,323円付近を底値として、6,000円幅以上の上げ局面へ入る可能性があります。注目したい場面です。

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image by:Thanakrit Sathavornmanee / Shutterstock.com


※本記事は有料メルマガ『少額投資家のための売買戦略』2018年10月14日号を一部抜粋・再構成したものです。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にご購読をどうぞ。今月配信済みバックナンバーや本記事で割愛した全文(NY金の展望、日経平均の今後のシナリオ)もすぐ読めます。

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『少額投資家のための売買戦略』』(2018年10月14日号)より一部抜粋・再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による

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値動きには理由があります。一般的に言われているような確率や、需給の変化を見るだけでは、先のことなどわかりません。確率論や、統計データ分析をやりつくし、挫折を味わった経験があるからこそ、理解できた値動きの本質を書いてゆきます。

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