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ドル円が一時104円台に!2日に発表したアップルの売上高見通し引き下げで=久保田博幸

3日、シドニー市場の時間帯にドル円が一時104円まで急落。米長期金利の低下やアップルの売上高を当初見通しから引き下げなど、今後も円高の流れは続きそうです。(『牛さん熊さんの本日の債券』久保田博幸)

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中国景気減速に不安強まり、急激な円高と株安が進行

ドル円が一時104円代まで急落

日本では正月三が日で休みの3日の朝7時半過ぎ、開いていたシドニー市場の時間帯にドル円が一時104円台まで急落した。1時間前には109円台をつけていた。

このタイミングで何かしらの材料が出ていたわけではない。薄商いのなか値段だけが大きく飛んでいた。105円割れを付けた後は急速に値を戻して107円台まで回復した。

新年明けで東京市場は休場となっているなか参加者が極端に薄いところに、いわゆるアルゴリズム取引とも呼ばれているコンピューターシステムを使ったプログラム売買により動きが加速されたとみられる。

さらに円高に振れやすいという地合も影響していた。そのひとつの要因として米長期金利の低下がある。世界的な景気減速の懸念やFRBの利上げ停止観測などもあり、米長期金利は28日が2.72%、31日が2.69%、2日が2.62%と低下していた。ドル円はこの米長期金利の動向に影響を受けやすい。

そして世界経済の減速を示すような発表があったことも、不安心理を増長させていたと思われる。

Next: 今後、ドル円の動きはどうなる?

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