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2019年の日経平均の底値は16年6月の安値1万4,864円付近、もしくは1万8,360円割れとなるか?=伊藤智洋

戻り高値をつけた日揮、下げ局面で下値が限られた中外製薬

■図表02

日揮<1963>月足(SBI証券提供)

日揮<1963>月足(SBI証券提供)

■図表03

中外製薬<4519>月足(SBI証券提供)

中外製薬<4519>月足(SBI証券提供)

図表02は日揮<1963>月足、図表03が中外製薬<4519>月足です。

日揮のように、すでに戻り高値をつけた後、下値を試す動きへ入っている銘柄は、日経平均がどちらの展開になるとしても、当面の下値の目安となっている800円前後を目指す動きになると考えられます。

中外製薬のように、18年末の日経平均株価の下げ場面でも、下げ余地が限られた銘柄は、日経平均が本年前半に1万8,360円を割れた地点で底値をつける展開なら、今後の下げが18年3月の安値5,080円程度で止まり、再上昇を開始する可能性を残します。

一方で、日経平均株価が1万4,868円を目指す展開になるなら、業績が急激に悪化することなどないとしても、16年12月の安値3,010円程度まで下げて、日経平均株価を押し下げる道具になると考えられます。

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※本記事は有料メルマガ『少額投資家のための売買戦略』2019年1月27日号を一部抜粋・再構成したものです。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にご購読をどうぞ。今月配信済みバックナンバーや本記事で割愛した全文(NY金の展望、日経平均の今後のシナリオ)もすぐ読めます。

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『少額投資家のための売買戦略』』(2019年1月27日号)より一部抜粋・再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による

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値動きには理由があります。一般的に言われているような確率や、需給の変化を見るだけでは、先のことなどわかりません。確率論や、統計データ分析をやりつくし、挫折を味わった経験があるからこそ、理解できた値動きの本質を書いてゆきます。

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