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AIや5Gに並ぶ次世代テクノロジーとして発展する、ブロックチェーンビジネスの現在=高島康司

ブロックチェーン導入に向けた業者の選定

これらが、いまあらゆるビジネスにおいて導入が期待されているブロックチェーンの分野だ。そして、この導入を請け負う専門業者も生まれつつある。今後は、複数あるそうした企業から自分のニーズに合った業者を選定することが重要になる。正しい業者を選定するためには、次の2点のポイントを考慮する必要がある。

1)ブロックチェーンの開発に必要となるテクノロジーの概要を簡単につかむ

ブロックチェーンを導入するためには、ジャバ、ジャバスクリプト、パイソン、パールなどの言語の高度なスキルが必要になる。それらは、分散台帳、暗号化、P2Pのネットワーク、そしてIoTを構築するためになくてはならない。こうした高度なスキルに特化した業者を選ぶこと。

2)複数のブロックチェーンに対応可能

ブロックチェーンの技術はDLTと呼ばれ、それは複数の異なった種類が存在する。ビットコインのブロックチェーンとイーサリアムのスマートコントラクトのブロックチェーンは仕様がまったく異なるし、さまざまな目的に合わせたブロックチェーンの開発が進んでいる。

そうした状況なので、こちらのニーズに対応するためには、さまざまな種類のブロックチェーンを開発する能力を持つ業者を選ぶことが重要だ。

ブロックチェーンで行われる、プロジェクトの種類

こうしたポイントを考慮して業者を選定した後、今度は開発を行うプロジェクトのモデルを選ぶことが必要になる。それらには次のような形態がある。

1)固定費用のプロジェクト

もしブロックチェーンの導入に使える予算に限りがある場合は、導入費用が固定された業者を選ぶべきであろう。たた、費用が固定しているので、その業者が開発済みの出来合いのシステムを使うことになる。そのため、細かなカストマイズはあきらめなければならない。

2)キャプティブユニット方式

ブロックチェーンのシステム開発には、それなりのコストがかかる。また、自分の企業のニーズに合ったシステムへのカストマイズも必要になることも多い。

そうした場合、労働力の安い地域で専門のエンジニアを雇ってプロジェクトチームを編成したほうがメリットがあることも多い。これは、外部に専門のプロジェクトチームを作るキャプティブユニットと呼ばれる方式である。いわば、専門のプロジェクトチームの社外化だ。

3)社内プロジェクトの運営

もしブロックチェーンの導入プロジェクトが複数存在し、それらを同時平行で構築しなければならないのであれば、スキルの高い専門業者と提携し、社内に専用のプロジェクトチームを作ってしまったほうがよい場合もある。社内プロジェクトの運営だ。

4)BOT方式

ブロックチェーンのシステム導入の費用がかなりかかるようであれば、海外のプラント建設のときに使われるBOT方式を受け入れる専門業者を選ぶこともひとつの方法だ。

これは、専門業者に社内プロジェクトに全面的にかかわってもらいブロックチェーンの導入を進めるが、業者への費用の支払いは、稼働したブロックチェーンのシステムから得られる収益から支払うというものである。BOT方式であれば、ブロックチェーン導入の初期費用は大幅に抑えることができる。海外ではBOT方式を受け入れる専門業者も増えている。

Next: 海外で実際に活躍するブロックチェーン業者を紹介

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