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新社会人に告ぐ。初任給は貯金しないで投資に回せば、65歳で1億2,000万円になるぞ=川畑明美

貯蓄は何のためにするのか

「お年玉は貯金しなさい!」と、子どもの頃に親に言われませんでしたか?

でも、貯金って、何のためにするのでしようか?

お金を貯めるのは、月給では買えない大きな買い物をするために貯蓄をするのです。特に人生の3大費用と呼ばれる、マイホーム教育費老後資金は、時間をかけてコツコツ貯めるものなのです。

結婚式をするのは、離婚防止のため?

実際に人生には、どのくらいお金がかかるのでしょうか?

まずは、結婚資金から考察します。ゼクシィ結婚トレンド調査によると結納・婚約から新婚旅行までにかかる費用の総額(全国推計値)は、約463万円です。意外とかかりますよね。

でも、一生に1度きりのイベントですから、多少お金がかかっても結婚式は、するべきです。以前、NHK Eテレの番組『オイコノミア』で見たのですが、「結婚式にお金をかける」のは、離婚防止と考えられるのだそうです。

なぜ「離婚防止」なのかと言うと、結婚式で大きなお金をかけると、再婚するのにまたお金がかかるから離婚しない方が良いと考える人がいる。結婚式を盛大にするのは、離婚防止の役割を果たしている、というのです。

例として、15世紀のイギリスでは妻の実家から年収2年分を持参した記録や、アフリカの部族では、夫から妻の家に牛を贈る習慣があることを紹介していました。

教育費はかけるとキリがない

結婚式の次には、出産費用について考えてみましょう。国民健康保険中央会発表の出産費用によると、入院料と個室などの室料差額分、分娩料・検査・薬剤料・処置などの出産費用の総額は約51万円です。ただし、出産すると健康保険から出産一時金が42万円支給されますので、実際の負担額は、それほど大きくはありません。

ただし、子どもを育てるのに教育費は、大きくかかります。幼稚園から高校まで公立で大学のみ私立の場合、子ども1人当たりの教育費の総額は、約993万円です。

我が家は、子ども2人を私立中学に通わせています。中・高・大学で1人あたり1,700万円くらいかかります。子どもに「私立に行きたい」と言われた時は、とても悩みました。

当時は、毎月赤字生活でしたから、そんな大金をどうやって準備したらいいのか、わからなかったのです。そこから、一念発起して家計に投資を取り入れたのです。投資にチャレンジしたおかげで、子どもたちの夢を叶えてあげることができました。

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