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トヨタ以下10社が日本の時価総額の約15%を独占、下位には投資ファンドがうごめく=炎

低位銘柄は地域新聞社が10倍、フルッタフルッタが約2倍に

時価総額上位と同様に下位銘柄を吟味してみると、いづれも利益が低水準にあって赤字だったり財務内容が悪化していたりと見るに堪えない銘柄がほとんどです。特に時価総額が10億円以下となると利益規模は1億円以下、赤字が継続し継続疑義がかかった状態の銘柄が大半を占めています。財務内容は劣悪で経営再建中だったりします。

実質倒産状態のような銘柄もありますので、それらを除く必要がありますが、箱状態の時価総額8億円以下の銘柄には投資ファンドが蠢き、仕手的な値動きに至るケースもあります。そうした視点での取り組みが求められる世界と言えます。

結果論とは言え、最近の事例では地域新聞社<2164>が500円(時価総額8億円台)以下の株価から5,000円(時価総額90億円)まで短期急騰を演じたこともあります。

直近では株価が400円(時価総額8億円)以下で低迷してきたフルッタフルッタ<2586>株が768円(時価総額15億円)まで上昇したという事例もあり、低収益や赤字で苦しむ時価総額10億円以下銘柄にも注目する向きがあるものと推察されます。

安定性を求める投資家、成長のベクトルを求める投資家、株価の動きにのみ関心のある短期投資家など資金量の大小に関わらず個人投資家が求める運用対象は多岐にわたります。時価総額上位のビッグな銘柄を対象とするのか、時価総額下位のスモールな銘柄を対象とするのか、それぞれの視点でお楽しみいただく必要があります

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image by : CHALERMPHON SRISANG / Shutterstock.com

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億の近道』(2019年6月24日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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