企業サイドのマインドは変えられるか
賃上げへの影響も考える必要がある。
早々に日銀が動かなければ、賃上げへの支援にはならない。やるのなら、それこそいましかない。
企業サイドを見れば、昨年あたりから人手不足になってはいるが、一般には賃上げはなかなか進んでいないのが実情といえそうだ。
政府としては、今年こそは賃上げをしてほしいと願っているに違いない。賃上げがなければ景気に火がつかない。
しかし、この春も、企業サイドは中国経済の失速、世界的な株式市場の低落などがあり、賃上げに慎重な姿勢を採るのではないか。企業サイドの賃上げマインドはホットとはいえない。
日銀の3度目の超金融緩和のテコ入れは、いまの円高や株式市場の変調にストップをかけられるか――。さらに企業サイドのマインドを変えられるか。
イチかバチかといっては語弊があるが、その時が接近している。
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『日刊株式投資情報新聞』2016年1月25日号より一部抜粋
※記事タイトル・リード文・本文見出し・太字はMONEY VOICE編集部による
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