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加盟企業がリブラ協会を脱退せざるを得なかった、米国協議会から届いたレターとは?=シバタナオキ

その5: Facebookは(金融サービスで失敗するには)大きすぎる

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Because Facebook is already in the hands of a over quarter of the world’s population, it is imperative that Facebook and its partners immediately cease implementation plans until regulators and Congress have an opportunity to examine these issues and take action. During this moratorium, we intend to hold public hearings on the risks and benefits of cryptocurrency-based activities and explore legislative solutions. Failure to cease implementation before we can do so, risks a new Swiss-based financial system that is too big to fail.

最後にFacebookは、失敗するには大きすぎるという点が指摘されています(Too big to fail)。

Facebookのユーザーは全世界人口の1/3を超えるわけですが、そんな巨大なプラットフォーム上でリスクのある金融システムを、それも、アメリカの法定通貨であるドルと競合するような暗号通貨を展開されてしまった場合、万が一何か問題が起こってからでは、対応が間に合わないというリスクが強く指摘されています。

まとめ

個人的には、Facebookが本当に米国議会に嫌われていることがよくわかる内容のレターが出てしまったなという印象です。

ネット企業は、一般的にフットワークが軽く迅速に動けるため、イノベーションが加速しやすいわけですが、ネット起業のフットワークの軽さを否定するだけではなく、そこに潜在するリスクの大きさを指摘しているのが、米国議会からのレターだと言えるでしょう。

トランプ政権との相性の悪さもありますが、金融サービスという、ある意味インフラを扱う企業として、Facebookがまだ不十分であるという点は一理あるのかもしれません。

日本でも、暗号通貨の数々の流出事件以降、金融庁が相当厳しく規制をし始めているというのは事実かもしれませんが、このアメリカの議会の論調を見ると、日本よりももしかすると強い姿勢で、暗号通貨を規制しに行っているようにも見えます。

このニュースだけを見ると、Libraプロジェクトは相当暗礁に乗り上げているように見えますが、今後FacebookやLibraがどのような打ち手を出してくるのかを、見守っていきたいと思います。

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image by : Cryptographer / Shutterstock.com

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『決算が読めるようになるノート』 2019年10月31日号『Q. Facebookが提唱した暗号通貨Libra、脱退企業が相次ぐのはなぜ?』より抜粋
※記事タイトル・本文見出し・太字はMONEY VOICE編集部による

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