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「仕事はしろ、娯楽は控えろ」生きる希望は…?長引くコロナの影響に「疲れ」訴える声も

政府専門家会議が9日、今後の新型コロナウイルス感染症の動向について、「爆発的な感染拡大には進んでおらず、一定程度持ちこたえているのではないか」とするも、「依然として警戒を緩めることはできない」「数カ月から半年、年を越えて続くかもしれない」という見解を示したことをNHK毎日新聞などが伝えた。

NHKによると、専門家会議はこれまで感染が確認された場所には(1)換気の悪い密閉空間であった、(2)多くの人が密集していた、(3)近距離(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声が行われたという「3つの条件の重なり」があったとして、日常生活の中でこの3つの条件が同時に重なるような場所や場面を避ける行動をとるようすべての市民に協力を依頼。

また「満員電車」についても、「3つの条件がすべて重ならないまでも1つないし2つの条件があれば、なにかのきっかけに3つの条件が揃うことがある」場合の例として紹介した(新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 「新型コロナウイルス感染症対策の見解」)。

これに対しネットでは、「今さら感が半端ない」「幼稚園の子でも理解できること」「そんなことはみんな知っているから何とかして!」という声が噴出。「税金を使って当たり前のことを言うだけなら会議自体いらない」「メンバーを変えた方がいいのでは?」という声も上がっている。

中国・武漢での発生確認から約3ヶ月が経とうとしている新型コロナウイルス。混乱が長期化するにつれ、「コロナ疲れ」や「コロナ鬱」を訴える人も出てきているという(Abema TIMES)。確かに感染の危険を犯しながら満員電車で出勤し、1週間頑張っても、「不要不急の外出」自粛で自由にリフレッシュできないようでは、疲れも溜まってしまうだろう。

わかりきった見解ばかりを示し、具体的な対策を打ち出せず、対応も後手後手に回っている日本政府。「数カ月から半年、年を越えて続くかもしれない」という専門家会議の発表が、これ以上日本人の士気を下げなければ良いのだが…。

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