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全国15カ所でクラスター発生。厚労省、全国マップ公表も“デタラメデータ”と非難の声

厚生労働省が新型コロナウイルスの感染者集団「クラスター」の発生状況を示したマップをホームページ上で公開した。感染者数が5人以上(緑)、10人以上(青)、50人以上(赤)のクラスターごとに色をつけて表示している。

出典:出典:厚生労働省

出典:出典:厚生労働省

共同通信 時事通信産経新聞によると、マップは東北大学の押谷仁らウイルス学の専門家の分析に基づき作製されたもので、15日正午時点の発生状況を示したものだという。

5人以上のクラスターは10都道府県15カ所にのぼるが、50人以上のクラスターが確認されたのは、ライブハイスで感染が広がった大阪府の1カ所、10人以上は北海道、東京都、愛知県など10カ所で、クラスター数が最多だったのは兵庫県の3カ所だった。

産経新聞は「厚労省がクラスターの発生が確認された地域に専門家を派遣するなどして対応に当たっている」と伝えているが、ネットでは「他国のようにマトモな根拠として統計出せるほどの検査数でもない国で、こういうの一体なんになるんだろう」「海外と比べ極端に低い感染者数、検査しなければカウントされない、果たして信じられる数字なのか?」と、マップを公表することに対する疑問の声や、公表されたデータの信憑性を疑う声が上がっている。

厚労省は2月18日~3月13日までの国内における新型コロナウイルスに係るPCR検査の実施件数は、28,009件(※12日までの自治体からの回答数)と発表している。

厚生労働省は、「感染の流行を早期に終息させるためには、クラスター(集団)が次のクラスター(集団)を生み出すことを防止することが極めて重要」であるという現段階での政府の考えを示しており、今回のマップ公表も感染拡大防止策の一環なのかもしれないが、新型コロナウイルスへの対応が後手後手に回った政府に対する疑念がこうした声を生んでいるのかもしれない。

Next: 「少数のPCR検査で統計データ発表?」ネットから疑問の声

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