中国に覇権国家としての品格があるか
そのようなことにならないと高をくくっていると、思わぬ形で足元をすくわれるだろう。そうなったときには「時すでに遅し」である。
いずれにしても、米国はその道に着実に進んでいる。覇権国家の地位を譲るのは時間の問題であろう。そして、2021年以降の国際情勢におけるメインテーマは、「中国に覇権国家としての品格があるか」になるだろう。
その意味では、中国は国際社会ではまだまだ子供である。身勝手なわんぱく坊主でいるうちは楽である。しかし、覇権国家になる気概と責任感がないのであれば、即刻退場していただいたほうが良いだろう。
中国を育てるのは米国ではない。日本である。日本がその役割を果たすことができれば、中国とともにアジアの雄から世界の中心的な位置づけとして認められることになるだろう。
菅政権にそれができるのか、じっくり見させてもらおう。
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『江守哲の「ニュースの哲人」~日本で報道されない本当の国際情勢と次のシナリオ』(2020年9月25日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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