fbpx

なぜ日本人はワクチンに否定的?もたつく菅政権を尻目に中印露は「ワクチン外交」に全力、途上国の取り込み合戦へ=原彰宏

「ワクチンマインド」を考える

新型コロナウイルスのワクチンをめぐり、不安を煽ったり、副反応ばかりを強調したり、その有効性について誤った情報を伝えたりしている一部メディアの報道に批判が殺到し、削除や修正に追われるケースが相次いでいます。

PCR検査拡充の是非を論じるときもそうですが、政府擁護の論客は、ことさらに政府政策と違うことを言う人達や、政府政策を批判する人たちを“口撃”してきました。

PCR検査拡充に消極的な政府に対してPCR検査を推進する議論に対しては、偽陽性や検査体制が不十分を理由に、PCR検査拡充に反対してきました。

ワクチンが政権浮沈の鍵とされている中で、副反応を大きく取り上げてワクチン接種を拒む報道には、執拗に噛み付いてきます。

ワクチンに限らず、マイナンバーカード発行姿勢に対しても、同じようなことが見られました。

どうも議論が、国民の方を向いていないような気がします。

どのようなワクチンにも副反応があります。コロナワクチンの場合、多くは「接種部位の痛みや、頭痛・倦怠感・筋肉痛」などの症状があるようです。ごくまれに接種直後に重いアレルギー反応を示す「アナフィラキシー 」も起きているようですが、適切な治療を受け、回復していて、死亡例は確認されてはいません。副反応を調べるために、まずは医療関係者にワクチンを接種して様子を見ている状況です。

ただ現場の医療関係者の方々の意見を聞いていると、ワクチン接種に対しては様々な思いがあるようです。概ねドクターは、積極的にワクチン接種をすると答えているようですが、看護師や介護の方は複雑なようです。

医療関係者に最初に接種して様子を見ると言われても、実験材料にされては困るというのです。もし副反応がきつく出たら、担当している患者さんに迷惑をかけるというのです。

ワクチン接種は任意のようで、ある精神科の施設では、ワクチン接種希望者は、2割ほどだとのことです。理由は副反応が出たら患者さんを守れないというのです。

精神科ということもあり、患者さんはデイサービスを必要とする、常に看護師や介護の人の手を必要とする人たちなので、自分が倒れたら誰もその人の面倒はみられないという使命感から出た言葉のようです。

ワクチン接種ではないですが、PCR検査においても、もし陽性と出たら店を閉めなければならないないから、PCR検査は受けないという個人店主の方を、思い出しました。

さらに、多くの病院施設には、マイナス70度以上の冷凍庫はないとのことです。

重要なのはワクチンよりも特効薬

政府はワクチン接種を、感染対策の「切り札」と位置付けていますが、果たしてそうでしょうか。

ワクチン接種で、新型コロナウイルスに感染しないというわけではありません。経済財政会議からの指摘もありましたが、コロナ対策が、ワクチン接種の一本足打法でよいのかという指摘があります。

東京五輪・パラリンピック開催を1年延期を決めた安倍総理(当時)は、ワクチン接種ができるから延期を決めたと言っていました。東京五輪・パラリンピック開催の前提は、ワクチン接種が日本全国に広がっていることだったはずなのですがね。

そう言えば、復興五輪もコンパクト五輪も、どこへ行ったのでしょうね。

【関連】東京五輪の費用、当初7000億から3兆円へ。予算も気候も偽って誘致した責任は誰が取るのか

新型コロナウイルスの特効薬として、抗インフルエンザウイルス剤のアビガン、エボラ出血熱の治療薬のレムデシビルが話題になりましたが、密かに注目されているのが、北里大学の大村智特別名誉教授が開発したイベルメクチンです。人だけでなく、牛・豚・犬など動物にも欠かせない駆虫薬です。

しかし、特効薬としては、何故かどれも承認するには時間がかかり過ぎています。イベルメクチンは、その効果判定すら、まだまだこれからというところのようですが、国産の薬であることは間違いありません。

アビガンも国産の薬ので、承認されれば普及は早いと思うのですが、なぜ、海外ものばかりがもてはやされるのでしょうか。

これにも何か裏があるのでしょうかね。

続きはご購読ください。初月無料です

【関連】若者こそ知るべき日本会議と菅内閣の関係。彼らは自分の敵か味方か?=原彰宏

<初月無料購読ですぐ読める! 3月配信済みバックナンバー>

※2021年3月中に初月無料の定期購読手続きを完了すると、以下の号がすぐに届きます。

2021年3月配信分
  • これで良いのか日本の「ワクチン政策」&ワクチン外交による世界戦略(3/1)

いますぐ初月無料購読!


※本記事は、らぽーる・マガジン 2021年3月1日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

<こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー>

※初月無料の定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分:税込330円)。

2021年2月配信分
  • らぽ~る・マガジン 第457号(2021.2.22)「米金利上昇の意味/東京五輪観光客向けアプリ開発費73億円」(2/22)
  • らぽ~る・マガジン 第456号(2021.2.15)「ビットコインが最高値更新」(2/15)
  • らぽ~る・マガジン 第455号(2021.2.8)「森喜朗会長『女性蔑視発言』の波紋/政府コロナ対策に批判」(2/8)
  • らぽ~る・マガジン第454(2021.2.1)NHKを考える「受信料値下げの背景、NHKと政権との関係は…」(2/1)

2021年2月のバックナンバーを購入する

【関連】なぜ種苗法改正はひっそり進む?農業も水道も「日本が売られる」=原彰宏

【関連】日本人は本当に生産性が低かった。私たちの年収が世界最速で下がるワケ=吉田繁治

【関連】「彼氏にしたい職業」上位はぜんぶ地雷、玉の輿に乗りたいなら○○な男を選べ=午堂登紀雄

image by:U.S. Secretary of Defens at Wikimedia Commons [CC BY 2.0], via Wikimedia Commons
1 2 3 4 5 6

らぽーる・マガジン』(2021年3月1日号)より
※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中

らぽーる・マガジン

[月額330円(税込) 毎週月曜日]
絶対に知るべき重要な情報なのに、テレビなどが取り上げないことで広く知らされていないニュースを掘り起こし、また、報道されてはいるけどその本質がきちんと伝わっていない情報も検証していきます。情報誌は二部構成、一部はマーケット情報、マーケットの裏側で何が動いているのかを検証。二部では、政治や時事問題、いま足元で何が起こっているのかを掘り下げていきます。“脱”情報弱者を求める人、今よりさらに情報リテラシーを高めたい人はぜひお読みください。CFP®資格の投資ジャーナリストが、毎週月曜日にお届けします。

いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー