想定レートは1ドル=121.30〜123.60円
今日の午前は実需筋主導、年度始めの円売りやドル買いで一段高となっています。欧州市場で押し下げがあれば、押し目を狙いたいところですが、現在の高い状態のまま雇用統計を迎える場合は、やや悩ましいですね。
現状の122.60円、123.00円が上値目処で、ここの抵抗をこなせれば一段高もありますが、一足飛びで125円といった値動きに結びつくためには、非農業部門雇用者数が+80〜100万人に近い数字であることはもちろん、平均時給も前月比で+0.7〜0.8%といった数字をクリアする必要があるでしょう。
今回そこまで強い数字を見込めるかというと微妙なので、雇用統計前にポジションを持つのであれば、122.00円前後、121.90〜122.30円というレベルが目安でしょう。これで非農業部門雇用者数、平均時給が予想の数字を上回るのであれば、122.60円、123.00円という上値目処を目標にホールド、122円台後半で伸び悩む限りは利食いでしょう。
予想を下回ってしまった場合は、利上げペース後退意識から下げが強まる可能性がありますので、まずは目先の底となっている121.00〜121.20円レベルを守れるかどうか、守れれば押し目を狙って良いでしょう。
ただし、ここを割り込むと下げ足が早まったり、120円台で値動きが停滞する可能性がありますから、要警戒で121円台を割り込んだら損切りでしょう。
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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2022年4月1日)
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による