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【書籍紹介】平均年収2500万円「開業医」が陥りがちな相続トラブルと節税テクニック

相続を乗り切り、医業を永続させるテクニック

ここでは、相続破産・トラブルを回避するテクニックの一部をご紹介します。

テクニック1:キャッシュを節税効果の高い不動産に換える

キャッシュは額面がそのまま相続財産評価額となってしまいます。そのため、相続税の評価額が下がる資産への組み換えが、節税の近道です。その代表が不動産で、現預金よりも相続財産評価額を下げることができます。具体的には、賃貸物件を建てる、自宅をリフォームする、海外不動産を購入するなど、さまざまな選択肢があります。

ただし、開業医の相続においては納税資金としてある程度キャッシュを確保しておくことも重要ですから、注意が必要です。

テクニック2:出資持分を後継者に移転しやすくする

開業医の相続を難しくしている要因のひとつとして、出資持分の評価が高すぎることを挙げました。配当金として排出できない持分の評価は、どうすれば下げることができるのでしょうか。実は、持分評価の方式には、利益の圧縮に重点を置けば大きく評価が下がるという特徴があります。そこで、役員報酬や退職金といった形で、利益を吐き出す仕組みをつくっておくのです。持分評価を下げておき、あるタイミングで後継者に贈与を行えば、出資持分を低い贈与税額で承継することができます。

テクニック3:非医師の子には現金や不動産を相続させる

争族のほとんどは、遺産分割の偏りによって起こります。後継者は、引き継いだ遺産から、医業承継に関わる納税資金を捻出しなければなりませんが、ひとりだけ多額の遺産を受け取っているように見えることもあります。後継者以外の子には、不動産で相続させたり、死亡退職金や保険でキャッシュが渡るようにして、損したような気持ちにさせない配慮が重要です。

テクニック4:生命保険なら相続税・医業承継・争族のすべてに対応できる

生命保険には「保険金が掛け金より多くなる」「控除枠がある」「遺産相続の対象ではない」「受取人を指定できる」といった相続で有利な特徴があり、特に解約返戻金の大きい終身保険は、目的に応じてさまざまに活用できます。

生命保険は使い方次第で、相続税・医業承継・争族のすべてにオールマイティーに対応できる、いわば“最強の相続対策”なのです。

医業を次世代へ円満につないでいくためには、開業医ならではの相続の知識を身に付け、長期的な目線で対策を組み立てていく必要があります。今回は、不動産や生命保険の活用など、相続テクニックの一部をご紹介しました。相続にまつわるトラブルやその対策について、詳しくは『相続破産を防ぐ 医師一家の生前対策』で解説しています。まずは「相続対策の必要性を知ること」からはじめてみてはいかがでしょうか。

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