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投資信託に手を出す人間は「情報弱者」か?私が感じた気持ち悪さ=午堂登紀雄

価値ではなく価格しか見ていない…投資信託を買う人のダメな特徴とは?

では、投信を買う人でそこまで突っ込んで分析する人は、どれだけいるのか。

もちろん詳細に調べる人もいるとは思いますが、どの商品の手数料が安いかなどがメインで、投信を構成するひとつひとつの銘柄の価値には興味がないことがほとんど。特にインデックス教の信者によく見られる傾向です。

彼らは価値ではなく価格しか見ていないから、投信の価格が上がれば喜び、下がれば悲観するなど、価格変動に翻弄されます。価格にしか興味がないから、成長が見込まれる合理的な根拠よりも、イメージ先行で選ぶことになりやすい。

たとえば「インドは人口が多いから伸びそう」「ブラジルはオリンピックがあるから有望」「でも分散しておいたほうが安心」などといった、漠然とした印象や思い込みで選択する傾向があります。

彼らは、自分では良い企業を見抜けない、あるいは見抜く目を持っていないということ。つまり、良い企業とそうでない企業を判別する指標を持っておらず、そうしたことを考えるのが面倒で、誰かに任せたいという依存心があるわけです。

そういう姿勢は、人生の全方位に影響を与える可能性があります。たとえば伸びそうな人材とそうでない人を見分ける、取引すべき相手とそうでない相手を見分ける、自分のスキルの将来性があるかないかを見分ける、商品やサービスの成長性を見分けるなど。

もちろん、多忙でそんなことをする時間などないし、エネルギーもかけられないという人もいると思います。確かに億万長者でも本業が忙しいという人も少なくありませんが、そういう人はそもそも投信も個別銘柄も買わず、別のものに資金を振り向けるだけです。

たとえば、株ではなく不動産オンリーで攻めるという感じ。「お金持ちは自分がよく知らないものには手を出さない」という言葉を耳にしたことのある人も少なくないように。

手数料にも注意。投資信託ビジネスのカモにならないために

また、投信は「自分はこれが有望だと考える」と判断した銘柄を、自分で組み合わせることはできません。実はCFDという商品を使えば可能ですが、取り扱いのある証券会社は多くなく、私が口座を持っていた3社ともに撤退しました。撤退しなくても、取り扱い銘柄を減らした会社はたくさんあります。このときもしポジションを持っていたら強制的に決済されてしまうため、私も今はCFD取引はしていないのです。

もっとも、「様々な投信の組み合わせでポートフォリオを組めるだろう」と考えることもできますが、それはファンド・オブ・ファンズ(複数のファンドを組み合わせたファンド)のようなもので、トータルでは膨大な手数料を取られることになります。すると、仮に上昇しても手数料でトントンになることもあるし、もし下落したら損失と手数料のダブルパンチということになります。

実際、私も利益確定できたと思ったら、トータルでは若干のマイナスでした。損益計算上はプラスだったのに、犯人は手数料。「なんだよ~」とガッカリ。証券会社のポジション明細もそれがわかりにくい表記になっていて、悪意を感じました。

それに、なぜ銀行や郵便局やファイナンシャルプランナーが投資信託を売ったら販売手数料をもらえて、それがビジネスとして成り立っているのか。やっぱり売る側が儲かるからですね。

もちろん、投信を買う人が全員そうだというわけではないし、すべての投信が儲からないというわけではなく、少なくとも投資信託ビジネスのカモにならないよう、注意が必要ということです。

そんな理由もあり、私は現時点では投信に手を出す予定はありません。ただし例外。米国のS&P500のインデックスファンドを確定拠出年金の中で少しだけというのは、やってもいいかなと思っています。
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午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』(2017年3月13日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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