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やる気が出ないなら、あえてやらない。成功をつかむ「サボり」の美学=上野啓樹

「サボり方リスト」を作ってとことん休む

他にも映画を観に行くこともありますし、マンガが好きなので、ときにはネットカフェに3時間くらい入ってマンガを読み漁ったりもします。

サッカーやゴルフの打ちっぱなしに行ったりもしますし、とにかく、頭の中で小バエのようにブンブン飛んでいる「やらなければならないこと」とは無関係のことをします

パソコンをずっとつけていたら熱をもってフリーズしてしまうのと同じですね。一度、シャットダウンしてみる。人間なら、とことんサボるんです。

サボり方リスト」は、多ければ多い方が飽きなくて良いです。やる気がダウンしたときに、誰よりも早くアップする術をもっていることも、ハイパフォーマーの条件ですよ。

ポイントは中途半端にサボらないこと。中途半端にサボると、逆に停滞期間が長くなります。振り子のように、満足するまで大きなふり幅でサボれたら、その反動も大きい分、一気にやる気モードに戻れます

禁煙にも応用できる

この方法は、たとえば禁煙にも応用できます。

タバコを止めたくてもやめられない人は、毎日100本吸えばいいんです。極端な例えですが(笑)。そうすると喉から出血したり、嘔吐したり、肺が痛くなるはずですし、止めざるをえなくなりますからね。

ダイエットしたいけれども、食欲を抑えられないという人も同じです。そういう場合はとことん食べてみることです。吐くまで食べてみる。

チョコレートが好きならば、チョコレートを朝から晩までとことん食べる。中途半端にするとまた食べたくなりますから、吐いても食べないといけません。

0か100にすることです。

  • 仕事をやらなければならない
  • タバコをやめなければならない
  • ダイエットしなければならない

「~しなければならない」は、やる気を削ぎ落します。「~しなければならない」の金縛りを解くには、真逆のことをとことんやること

劇薬ではありますが、やる気を取り戻す特効薬になりますよ。

Next: もう1つの特効薬「週の労働時間を6時間にする」

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