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AI・ロボットが変える働き方。35年後も必要とされるサラリーマンの資質とは=田中徹郎

より収入格差の大きい社会へ

その結果、例えば効率よく稼げる人は、趣味や遊びに使う時間や家族と過ごす時間などを十分にとり、余裕のある生活を送ることができるでしょう。

逆に生産性の低い人は、労働時間と収入を天秤にかけ、どちらかを犠牲にしなくてはなりません。

その意味では賃金格差の少ない現在と比べ、より収入の差が大きな社会になるのではないでしょうか。

求められる能力や資質は?

では、このような35年後を豊かに過ごすため、私たちや子や孫はどのような能力や資質が求められるのでしょう。

例えば会社へ就職する場合、おそらく学歴は採用の目安の1つにはなるでしょうが、より重要なのはその人が何を学んできたか、あるいはどのような資格や専門性を持っているかではないかと思います。

企業が求めるものは、忠誠心や協調性ではなく、従業員が生み出す成果物にシフトしていくと思います。

会社に所属しないという生き方も一般的になっているでしょう。その場合、人は会社という器を経由せず、ネットを介して直接消費者と向き合うことになります。

この場合でも求められるのは、その人がどんなものを造ってきたか、あるいはどんな能力や知識があるかといった専門性で、発注者側はそれを手掛かりに商品やサービスを発注することになるでしょう。

会社に所属するにしろ、個人や小さなグループで事業を行うにしろ、専門性、資格、知識、能力といった部分で、より際立った資質が求められるのではないでしょうか。

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一緒に歩もう!小富豪への道』(2018年6月13日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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