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足元の相場は「ブラックマンデー2.0」か。1987年当時と合致する3つの不安材料=今市太郎

類似点その1:米国政府の赤字の拡大

まず、米国政府の赤字に関してです。レーガノミクス当時は双子の赤字などと言われていたこともありますが、当時の赤字総額は日本円にして110兆円。今のトランプ政権の赤字の総額は実に2,200兆円にものぼるわけですから、その規模は87年とは比較にならないレベルに達しているわけです。

これを見るとトランプがFRBの利上げに怒るのも無理はない額で、金利が上昇すれば政権が抱える債務の金利コストも大きく跳ね上がることが考えられるわけです。

類似点その2:債券金利の上昇

また、米10年債も突然上昇をはじめており、これが中国の債券売りによるものなのか、市場全体が売りに傾いているせいなのかははっきりしませんが、債券金利のチャートに大陽線が出るほど突然の上昇劇となっている点も気になるところです。

米国国債10年 日足(SBI証券提供)

米国国債10年 日足(SBI証券提供)

類似点その3:ドル安

そしてドル安はトランプが同盟国に喧嘩をしかけて無理やり作りだしている部分もありますが、ドル円だけ見ているとわかりにくいものの、ドル安は明確に示現しはじめている状況で、これも87年に近い状況ということがいえます。

インフレ率はまだ危険水域外

ただ、唯一インフレの進行に関してはまだ米国はそれほど決定的な状況には陥っていませんから、ここだけは必ずしも87年の酷似とはいかない材料となっています。

Next: これはトレンド転換なのか? 今後の株式市場・為替の動向は…

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