テレビ番組で取り上げられた企業の株価が上がるのはよくあること。でも、テレビで放送される前に買いが入っているとしたら?『キッチンカブーのメールマガジン』に、テレビ東京系の人気番組「ガイアの夜明け」「カンブリア宮殿」に関する、ちょっと気になる小ネタがありました。
放送前から急騰する「ガイアの夜明け」「カンブリア宮殿」銘柄のナゾ
これってインサイダー?
「ガイアの夜明け」銘柄は放送日前に上がる、その傾向は明らかです。
そこで常にテレビ東京のWebサイトで次週は何かマークするのですが、実は放送局では数週間前から取材しているわけですから、放送局の人は1ヶ月前の内容が把握できているのです。
それはインサイダー取引かといえば、実はそれほどインサイダーになってない感じですが、株価が600円から900円にもなった宅配弁当のF銘柄の件は、ちょっと目にあまる。
テレビ東京に知り合いでもいたらいいのか、ちょっと考えさせられました。
「カンブリア宮殿」のWebサイトでは、次週に登場する企業は出てきます。もちろん、放送内でも翌週の予告として触れます。これをどうやれば数週間前から知ることができるのか、ちょっと探ってみようと思います。
放送の内容は、実際には取材した時点で、取材を受けた側には分かるわけですから、数週間前に分かる人は多くいるわけです。
いまも昔も変わらない「早耳」競争
昔、K氏がスポーツ新聞に銘柄を出すと、それが次々にストップ高となった時期があります。30年前の出来事。
そこで、それを早く知る方法はないかと考え、一番早く出るところを調べた人がいました。すると、築地本願寺前のスポーツ新聞の本社前に新聞が貼り出される時間があったのです。それが一番早い。それを知った人たちが、その時間になると集まって、すぐに見ては注文を出した。
取れる相場の張り方とはどういうことか、徹底して考えていきますが、やはり株式市場は年中、毎日が勝負でなく、取れる時にしっかり稼ぐ。そして、取れないわけの分からない時は休むことが大切となります。
番組公式サイト
『キッチンカブーのメールマガジン』(2015年10月15日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による