(2)犯人「どうせやるなら大きくやっちまえ!」の罠
もう1つの茨城県の不動産会社経営の方が今年1月から行方不明になり、会社が乗っ取られていた事件ですが、こちらは事件としてはシンプルです。
乗っ取ろうとする会社の総会の議事録を偽造して、役員を変更し、会社の名義を書き換える。いまは登記の時に提出する書類等が義務づけられているため簡単にはできないようですが、昔はけっこう簡単にそういうことができたらしいです。ひどいもんです。
この事件、乗っ取られた会社が不動産会社とあったので目にとまったのですが、やはり不動産は大きな金額を相手にするのでどうしても犯罪の対象になるのかなと感じました。
もちろんお金が潤沢ならば、どんな業種の会社でも犯罪に巻き込まれることはあるのでしょうけれど、犯人から見れば、不動産の場合は動くお金が1桁も2桁も大きいので、どうせやるなら大きくやるという感じになるのでしょうか。
不動産は、
- 専門性が高く素人にはわかりにくい
- 大きなお金が動く
ことから、なかなかに人の欲望を刺激する特性を兼ね備えていると思います。ですので、不動産業界というとあまりクリーンなイメージを持ってくれない人もおり、不動産投資をしようとすると、親や家族などから、胡散臭そうに思われたりすることもあります。
本当に迷惑な話です。
まぁ、テレビや新聞で報道されるのは最もセンセーショナルな事件であって、すべての不動産がそうではないということをいま一度思い出す必要があります。
飛行機事故や自動車事故がどんなに悲惨でも、飛行機や自動車の使用を禁止しようということにはならないように、不動産に関連する問題がどんなに重大でも、いま、目の前にある不動産投資をやめる必要はないと思います。
そんなんで人生を変えるのはもったいないです。ということで、「不動産」界隈がどうして犯罪に巻き込まれやすいのか、個人的に思うところを述べた次第です。
『1億円大家さん姫ちゃん☆不動産ノウハウ』2015年10月20日号より一部抜粋
※太字、見出しはMONEY VOICE編集部による
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