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米株の復活はどこまで進む?改めて見直すべきレイ・ダリオとガンドラックの暴落予測=今市太郎

コストプッシュインフレの到来を予測するガンドラックと、相場が大きく下落してから長期停滞を警戒するレイ・ダリオ。2つの意見をここで改めて見直しましょう。(『今市太郎の戦略的FX投資』今市太郎)

※本記事は有料メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』2019年2月14日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。

ガンドラックとレイ・ダリオ、どちらの予想が正しいのか?

市場の先行きを占う2つの見解

米株市場は年明け以降大きく値を戻す形となっていることから、また強気派の相場上昇予測が頭をもたげるようになってきています。

しかし、物理的な株の割高感といったものはどう見ても払拭できるようなものではなく、単純な発想で考えても高くなり過ぎた相場は自律的に下落して適正価格にもどらないかぎり長期投資ができる状況にはないことだけはたしかな状況になってきています。

そんななかで、投資クラスタの中では非常に発言が注目されるジェフリー・ガンドラックレイ・ダリオが、かなり異なる米国金融市場の先行き予測をしておりどちらが正しいのかが注目されはじめています。

ガンドラックの見立ては、コストプッシュインフレの到来

現状のトランプの、これでもかという世界恐慌後のニューディール政策を彷彿とさせるような政策を完全雇用が実現した中で延々と継続するやり方は、移民の排除、中国への高率な関税の実施なども相まってコストプッシュインフレを引き起こしかねず。

ひとたびインフレが起きればFRBは政策的な手立てを失うことになり、金利は上昇せざるをえず。財政赤字が拡大する中で金利が上昇し、さらにドル安が示現するとまさにそれは危険なカクテルで、1987年のブラックマンデーの再来を予期させるものになると警鐘を鳴らしています。

ガンドラックは、米10年債の利回りが最終的に6%台にまで跳ね上がる可能性があると見ていますから、悪性インフレの示現がありうると考えているのはどうやら間違いなさそうな状況です。

レイ・ダリオは相場大幅下落から長期停滞を警戒

昨年レイ・ダリオはBig Dept Crisesをいう本を出版し、景気と市場の循環の仕組みについて詳細説明を行っています。2008年の相場大暴落を予見した彼の見方は独特で、猛烈に膨れ上がった各国の債務危機が世界の主要国に到来し、日本が失われた30年を経てもほとんど脱却できないまま今日に至っているデフレによる長期の停滞相場を予想している点が注目されます。

彼は常々足元の相場状況が1937年から40年にかけての状況に酷似していると警告を発しており、このときのように10年程度のサイクルで株価が下落後さらにだらだらと長く下落を続けて債券価格が下落しそれにつれてドル安を示現することを予測しているのです。

Next: FRBがレイ・ダリオをアドバイザーに迎えて景気対策を開始

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