まずは蛍光灯の買いだめから。移行コストを抑えるための3ステップ
私が考える、最もコストとリスクが小さくなる方法は、以下の3ステップの対策です。
■1. できるだけ現行の機器を用いるために蛍光灯を買いだめする
2020年までは普通に現行の蛍光灯を使い、2020年に安売りの店で蛍光灯をしっかり買いだめしておきます。この在庫だけで2025年や2030年までもつようにすれば良いかと思います。
■2.直管型LED照明の製品規格が安定するまで気長に待つ
先の地デジ化と同様に、2020年付近になれば、さまざまな業者やメーカーがLED照明への切り替えを促すと思います。
賢い投資家はそのときに切り替えません。よほどプラスになるような補助金政策でもない限り、先に切り替えるメリットは少ないです。
あと5年のうちにLED照明機器の規格が統一され、何も考えずにその辺のスーパーで蛍光灯型LED照明を買ってきても大丈夫な状態になるとは思えないです。
ですので、2030年くらいまで気長に待ちます。
■3.技術の進歩に乗っかる
2030年には、LEDへの移行もずいぶん進んでいるでしょうから、そのタイミングでLEDへの変更を検討します。
そのとき未来の世界では、以下の2種類の変化が予測されます。
(1)LED照明機器の規格が統一される
これは2で述べた通りですが、ランプを取り付ける設備の規格が統一されているということです。古い話ですが、かつてビデオはソニーのβ規格と松下のVHS規格がありました。そしてマーケティング戦略の結果VHS規格が市場のデファクトスタンダードになりました。HD-DVDとブルーレイも同じで、いまではHD-DVDは見なくなりました。そういう消えてしまう規格と同様にLED設備は時間をかけて見極めることが大事です。
(2)古い蛍光灯の照明機器で安全に使えるLEDランプが開発される
技術の進歩で、古い蛍光灯の設備をそのまま安全に使えるLEDランプが安く販売される可能性もあります。言い換えると、どこかの気骨あるメーカーが、どんな蛍光灯設備でも使用可能なLEDランプを開発するかもしれないということです。もちろん、今は低コストで作ることができなくとも、もし作れたら大もうけ間違いなしですから、メーカーとしては開発しない理由はありません。
一般消費者からすれば、設備機器を交換しなくても使えるということで、多少高くてもそのメーカーの規格を使うでしょう。また、その開発したメーカーは自社で生産せずに特許料で稼ぐこともできます。
今、一般家庭の白熱電球がドンドンLED電球に切り替わっています。
発売始めは1万円もしたLED電球も、今や500円でおつりがくるほどの安値になっています(秋葉原調べ)。
これほどLED電球が普及したのは、現行機器にそのまま使えるからです。だからこそ気軽に切り替え、普及が進み、価格が安くなったのです。
ということで、あと5年~15年も先の未来ですから、技術の進歩とニーズの変化を信じて、高いうちに交換するなんてことはせずに、気長に待ちましょう。
『1億円大家さん姫ちゃん☆不動産ノウハウ』2015年12月28日号より一部抜粋
※太字、見出しはMONEY VOICE編集部による
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