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トランプ大統領に振らされる市場、東京市場はリスクテークの動きで2万520円まで反発=持田有紀子

先週、トランプ大統領が対中関税措置を公表し、為替相場ではドル円は104円台に突入。しかし、東京オープンとともに日本人のリスクテークが開始された。(『持田有紀子のグローバル投資術~日経先物、FXの投資戦略に最強の味方~』持田有紀子)

※本記事は、『持田有紀子のグローバル投資術~日経先物、FXの投資戦略に最強の味方~』 2019年8月27日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:持田有紀子(もちだゆきこ)
慶応義塾大学法学部政治学科卒。野村証券入社、本社・商品本部で株式トレーダーを経て、女性初の総合職として本店営業部へ。株式オプション課や営業課を経験する。退社後は人事コンサルティングの分野で活動し、行動科学や心理学に基づく人事評価のためのコンピテンシーモデルの開発などに携わる。2005年にアルジャントレード(株)を立ち上げ、海外の先物市場や外国為替取引のノウハウの蓄積を活用した投資情報サービスに関わっている。現在、同社における代表取締役。マネーコンサルタント。

窓を空けて始まった今週、日本の勢いトランプトークで埋めて終了

日経先物は2万円の大台を簡単に割り込んで、一時1万9,845円に

先週のニューヨーククローズ後に、トランプ大統領が対中関税措置を公表したことで、その分の織り込みをするべく、週明けのマーケットはスタートした。

米中関係の悪化が原因で金曜日には大きく下げていたのだから、もちろんリスク回避の方向で動く。それがどこまでの深押しなのかわからない。とりあえずリスク性の高いものは手放しておくに限る。

為替相場ではドル円は104円台に突入して、大きなマドを空けて下押しした。早朝のグローベックスでも米国株は大幅に値を下げた。日経先物は2万円の大台を簡単に割り込んで、1万9,845円まで安値を拡げた。これは今月の安値をも下回るものだ。

しかし東京オープンとともに日本人のリスクテークが開始された。日本人は買いからしか入らないと見られているので、朝の9時以降は下げが鈍るもの。

それでも株価の反発には勢いがあった。東京時間では想定通りに日本株は陽線を形成した。勝負は夕方からだと思われていたところ、フランスにいるはずのトランプ大統領が「協議の再開の要請が中国からあった」と発言した。

これが協議前進の思惑を高め、それが市場のリスクテークを加速させた。ニューヨークオープン前に米国株は大きく反発。そして日経先物もナイトセッションで2万500円台まで回復してきた。

しかしニューヨークのコア時間では、目立った動きはなかったと言えるだろう。トランプ大統領のちょっとした言葉で振らされるというマーケット状況が続いている。

日本時間 12時00分
日経=20520, 円債=155.06, JPY=105.74

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image by: mark reinstein / Shutterstock.com

持田有紀子のグローバル投資術~日経先物、FXの投資戦略に最強の味方~』(2019年8月27日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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