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中国富裕層が欲しいものを先んじて買うが正解、2020年のポートフォリオ戦略=田中徹郎

推奨ポートフォリオ

少し疲れてきましたが、最後は恒例の推奨ポートフォリオです、これを書かないわけにはゆきません。ここまでお話ししてきたような見通しにたつなら、2020年型ポートフォリオは

・やや積極性を高める
・金融ショックや通貨システムの動揺に備え、実物資産の保有を進める

という考えに基づいて必要最小限の組み換えを行う、というスタンスでいいと思います。

具体的な方針は以下の通りです。

日本株は5G関連銘柄中心に持ち高を増やす
・アメリカ株は現状維持
新興国株はやや強気、ASEAN株中心に持ち高増やす
・アメリカ国債の購入は10年債金利2.5%到達が目安
・商品相場は金と銀、プラチナなど貴金属中心、ただしパラジウムの新規購入はせず、逆に売り時を探す
金融ショックへの保険を実物資産でかける
・実物資産は「中国人の先回り」という発想で行う
・都内不動産は適正相場にある、ただし極力レバレッジをかけず、地道な投資を心掛ける

そのような考えに立った以下の推奨ポートフォリオですが、毎年申し上げていますように、これは一つのサンプルで、実際にはお一人お一人の資産状況やライフプランによって異なります、あくまで一つの投資のヒントとしてご活用ください。

<2020年型ポートフォリオ>

●先進国株(15%)
1.日本株個別銘柄
2.日本株ETF
3.世界ヘルスケア株ETF

●新興国株(15%)
1.ASEAN株ETF
2.新興国株分散型ETF
3.中国株ETF

●コモディティ関連資産(15%)
1.金ETF
2.プラチナETF
3.銀ETF

●債券(0%)

●ヘッジファンド(15%)
1.マネージド・フューチャーズ
2.株式ロング・ショート
3.裁定取引型

●不動産系資産(20%)
1.都内好立地不動産現物
2.ヨーロッパ現物不動産

●不動産以外の実物資産(20%)
1.カラーストーン(非加熱ルビー、スピネル、ヒスイ、非加熱サファイア)
2.クラシック・コイン(中国、アジア、ヨーロッパ各国、中南米)
3.貴金属地金

Next: このポートフォリオが出来上がった、背景となる考え方とは?

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