東京の不動産価格は決して高くない、オリンピック後でも下がらない
続いて現物です。
あいかわらず日本の不動産はオリンピック以降下がるという声をよく耳にしますが、僕はあまり気にしていません。
前回の東京オリンピックと違い、そもそもさほどの関連投資が実行されてきたわけではありませんし、それを期待した不動産バブルが起きたわけでもありません。
不動産の高安を計る指標として収益率がありますが、投資家の手取り収益率をみますと、都心の優良物件で3.8-4.0%前後といったところです。これは世界の主要都市に比べて決して低くありませんし、東京と競合する近隣国の主要都市に比べると、むしろ高すぎるほどです。
都内を見渡せば、新橋駅前の再開発や山手線の新駅、さらには東京駅八重洲口の大規模開発など、都市開発が目白押しです。これからも東京は進化し続けるでしょう。
東京都心の案件を持つということは、あるいみでその東京の一部を所有するということでもあります。長い目で見ても決して悪い買い物だとは思いません。
最後はコインとカラーストーンです。
いずれも中国人が好む資産の保有という観点から、今年も成果が期待できます。中国コインは引き続き短期的な成果を期待できますが、ほかにもアジア諸国のコインはねらい目です。
一般的に富裕化が進めば、自国の歴史やその遺物、あるいは美術品に対する関心が高まります。世界の成長領域であるアジアのコイン群には、まだ安値に放置された銘柄群が散見されます。
これら諸国ではわが国同様、西洋基準の大型コインの歴史が浅く、特に19世紀以前の銘柄は数えるほどしかありません。アジア諸国のコインなら、第二次世界大戦以降に発行された金貨や銀貨ですら、発行枚数の少ない銘柄は仕込んで置く価値があるでしょう。
カラーストーンでは、あいかわらずミャンマー産の非加熱ルビーとサファイアの需給バランスが崩れており、ミャンマー現地ですら1カラットを超える良質な石は希少品になってしまいました。
市場の注目はスピネルやヒスイまで広がっておりますが、幸いスピネルならまだ1カラットを超える良質な石が入手できます。
中国人やアジアの富裕層に先んじて手に入れておくという戦略は、依然有効ではないかと思います。
『一緒に歩もう!小富豪への道』(2020年1月10日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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