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講談社、「進撃の巨人」「五等分の花嫁」等デジタル事業でバブル。3月のLIVEエンタメビル開業に弾み

久しぶりに大手企業から大幅増益のニュースが飛び込んできた。
(政府は一向に認める気配はないが)消費増税と安倍政権の失政のあおりを受け、日本の大手企業が軒並み赤字となっている。

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そんな中、大幅増益を成したのは、“斜陽産業”と呼ばれて久しい出版業界の最大手「講談社」だ。

共同通信日本経済新聞新文化によると、講談社が20日に発表した2019年11月期の決算は、前期比152.9%増の約72億3千万で、売上高は13%増の1358億円。「進撃の巨人」や「五等分の花嫁」などの人気漫画を中心とした電子書籍等のデジタル関連収入、国内外での版権収入が増えたという。

一方、紙の雑誌や書籍などの売上高は3.9%減の643億円だったが、野間省伸社長は「21世紀に入って最高の数字を出せた。紙の製品の売上高と、電子書籍や版権による事業収入の構成比が近づいている。構造改革が実を結びつつある」と述べており、2020年11月期にも紙の出版物の売上高を、電子書籍を中心とする事業収入が上回るとの見通しを明らかにしている。

この決算を受け、講談社が社員のほか、関係者全てに社食を無料で提供したことをライター、漫画家、スタイリストなどが投稿している。

池袋経済新聞によると、3月19日には出版業以外のパートナー企業6社と連携し、漫画・小説・児童書・実用書・グラビア・ファッションなどを「ライブ」という形に変換し、さまざまなライブコンテンツを提供する「Mixalive TOKYO(ミクサライブ東京)」を池袋にオープンさせる予定の講談社。

既存のビジネスに固執せず、社員やスタッフを叱咤激励ながら、時代に合わせて新しいビジネスに先取的に取り組む同社が、今後の出版界を牽引してくのだろう。

Twitterの反応

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source:共同通信日本経済新聞新文化池袋経済新聞
image by: Lewis Tse Pui Lung / Shutterstock.com

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