ポイント還元事業の延長を考えよう
そう考えてくると、6月30日に無理やりに終了する必要は全くなく、7月・8月も続けてやっていいはずでしょう。
さらに8月で終わるのでなく、9月から始まるマイナンバーカード(総務省担当)のポイントサービスに経産省のポイント還元事業を合流させるという形で2本立てで展開することも可能です。
こうすれば長い間ポイント還元ができますから多くの人がキャッシュレスに馴染むこともできるでしょう。そして最終のゴールは来年の3月31日までとなります。
利用者にとっても消費税が大幅な減税になり、中小小売店で買い物すれば10%から20%のポイントが付くとなれば、有利な買い物になるでしょう。
こうしたところでいろいろ手を尽くせば、コロナが終息した後で、日常生活に帰るのもそう難しいことではなくなるでしょう。
マイナンバーカードの新しい使い方が見つかる?
9月にはマイナンバーポイントにポイントが付くようになりますが、マイナンバーカードについても、台湾でコロナ感染者のトレースに個人情報カードが力を発揮したと言われるので日本でも新しい使い方が見つかるかもしれません。
このように状況が刻々変わる中で、仕組みもそれに合わせて柔軟に修正させるのが良い方法と言えるでしょう。
それがコロナにも効くし、キャッシュレスにも効くし、さらに景気も良くなるのであればこれが最高ではないでしょうか。
東京オリンピック中止なら「7月の壁」は解決か
オリンピックが中止か延期になれば、7月の壁の問題は解決するのではないでしょうか。
7月に無理にポイント還元のゴールを設定する必要がなくなるので、その間も還元を続けることができるというわけです。
そうなると、9月のマイナンバーカードとの関係も面白くなってきます。これからもまだまだキャッシュレスは激しい動きをみせてくれそうです。
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- ポイント還元事業はこうやって組み替えろ(3/15)
- キャッシュレス・ポイント還元事業の収支決算(3/1)
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『達人岩田昭男のクレジットカード駆け込み道場』(2020年3月15日号)より一部抜粋
※タイトル、見出しはMONEY VOICE編集部による
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世の中すっかりカード社会になりましたが、知っているようで知らないのがクレジットカードの世界。とくにゴールドカードやプラチナカードなどの情報はベールに包まれたままですから、なかなかリーチできません。また、最近は電子マネーや共通ポイントも勢いがあり、それらが複雑に絡み合いますから、こちらの知識も必要になってきました。私は30年にわたってクレジットカードの動向をウォッチしてきました。その体験と知識を総動員して、このメルマガで読者の疑問、質問に答えていこうと思います。ポイントの三重取り、プラチナカード入会の近道、いま一番旬のカードを教えて、などカードに関する疑問にできるだけお答えします。