本当に稼げる副業は少ない
最近、副業のジャンルに含められているものの1つに投資があります。
サラリーマンの間では、昔から副業として株式投資や不動産投資などが行われており、副業禁止の会社であっても、この2つは例外とされてきました。
これ以外の投資だと、FX(外国為替証拠金取引)も人気です。一時期、トルコリラや南アフリカランドなど、「あまりメジャーではない通貨には高い金利が付く」というので、人気が集まっていました。
新興国通貨は、総じて金利が高いのは確かです。しかし、それ以上に貨幣価値が下がってしまうと、日本円に戻す際に、利益が相殺されてしまいます。最近は、コロナ禍で新興国通貨が軒並み下落しており、この状態がしばらく続くことが予想されます。
FXでお金を増やそうとすることは一種のギャンブルであって、副業でも何でもありません。
その他、副業として注目されている仕事としては、「転売」「せどり」「アフィリエイト」「オークションサイトに出品」「懸賞サイトに応募」「ライターなどの業務請負」「アルバイトの掛け持ち」などがあります。
これらの仕事に共通して言えるのが、
・差別化が難しい
・長く続けられるメドが立たない
・小遣い稼ぎで終わる可能性がある
といった問題です。
こうした仕事が悪いというわけではありませんが、せっかく副業をする以上は、ぜひ長期的目線に立って、限られた時間を有効に使っていただきたいと思っています。
どのような仕事も、基本は自分の労力を成果に変え、それを代金として受け取ることに変わりはありません。ただ、将来に渡って継続できることに時間を投入するのか、それともその場だけのことに時間を使うのかで、将来に大きな差が出ます。
同じ時間を使うのなら、未来につながる可能性の高いことに使うべきなのではないかと考える次第ですが、いかがでしょうか。
副業するなら「個人事業主」一択? オススメする3つの理由
当メルマガでは過去、何度か副業特集を組んだ際に、オススメの副業として「個人事業主の一択」だというお話をしてきました。
副業として、個人事業主をオススメする理由は3つあります。
1つ目は、「他人との差別化ができること」。アルバイトやギグワークでは、差別化が難しいことは、先ほどお伝えした通りです。
2つ目は、「損益通算が可能であること」。損益通算とは、給与所得者が事業を行って損失が出た際に、給与所得などから損失分を差し引くことが可能になるという税制度です。サラリーマンが個人事業主と見なされ、損益通算ができるようになるには、事前に開業届を出し、事業性があると認められる必要がありますが、個人事業主になること自体は難しくありません。
3つ目は、「自分で引退時期を決められること」。現在、人の寿命が延びたことによって、老後が現役時代に次ぐ長さになりつつあります。国が再雇用制度などを後押ししているとはいえ、以後がどうなっていくのかは、誰にもわかりません。これからは、自分の事業を持ち、会社の定年とは関係なく働く人たちが、増えていくのは間違いないでしょう。私たちの人生において、重みを増してきた「老後をどのように過ごせばいいのか?」と「老後資金をどうやって準備すればいいのか?」の2大テーマに対して、一挙両得を狙えるのが“副業”なのです。