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コロナ変異、感染力は6倍? 東京感染者数1日300人超えは時間の問題か=高島康司

オレゴン州の1日の感染者数は357人

そして、このようなオレゴン州の1日の感染者数は7月14日のデータで357人なのだ。

もちろん、東京都とオレゴン州を単純に比較することはできない。東京都の人口は1,400万人だが、オレゴン州は419万人に過ぎない。人口の過密度もまったく異なっているはずだ。

しかし、PCR検査における感染者数の割合である陽性率と、1人の人間が感染を拡大させる人数を表す実行再生産数がこれほど似ているということは、オレゴン州と東京都では感染拡大が同じようなペースで進んでいる可能性を示しているように思われる。すなわち、両者では同じペースで拡大しているということであろう。

ということでは、東京都で毎日の感染者数が300人を突破するのは、もしかしたら時間の問題なのかもしれないのだ。

毎日の感染者数の増減は変化する。減少したように見えるときもあるかもしれない。しかし、増減を繰り返しながら、結局300人の水準まで増大する可能性もあるのだ。

カザフスタンの新型肺炎

首都圏を中心に日本では感染の「第2波」がすでに始まっているという懸念が強い。そのように警告する専門家も徐々に増えている現状だ。

しかし、「東大最先端科学技術研究センター」の児玉名誉教授らの研究によると、東アジアと東南アジアで毎年流行しているカゼウイルスのタイプは、実は雲南省由来のコロナウイルスが多いという。

両者は同じコロナウイルスとして、いくつかの特徴を共有している。このため、この地域の人々は新型コロナウイルスに対するある程度の免疫があり、その結果、東アジアと東南アジアでは欧米などと比べると2%から5%と致死率はかなり低い。

もしそうだとすると、これから首都圏と日本では新型コロナウイルスの第2波が本格的に始まっても、高齢者や既往症を持つ人々以外はそんなに警戒する必要はないのではないかという意見もある。

しかしこれは、第2波の新型コロナウイルスが第1波と同じタイプのウイルスである場合に成り立つ見方だ。もし第2波の新型コロナウイルスがこれまでとは異なる変異型のものだったとき、第1波と同じ原則が当てはまるという保証はない。

そんなとき、中央アジアのカザフスタンにある中国大使館が興味深い発表を行った。中国大使館は現地メディアの報道として、カザフスタンでウイルス性の肺炎が発生し、この半年で死者1,700人を超え、先月だけで628人が死亡したと発表した。死者のなかに中国人も含まれているとしている。

肺炎の原因は不明で、新型コロナウイルスよりも致死率がはるかに高いとして注意を呼びかけた。

一方、カザフスタン保健省は中国側の情報が事実に即していないとして、未知の肺炎が流行していることを否定している。

しかしもし、この新型肺炎が変異した新型コロナウイルスの「Covid-19」であれば、危険性は計り知れない。これから日本では始まる第2波がこの変異型であった場合、第1波のときのような低い致死率でとどまる保証はないかもしれない。

Next: この発表があった直後、「WHO」はカザフスタンのこの新型肺炎に関する――

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