ユーロは本当に金融緩和をしているのか?
10月からユーロは緩和を縮小するとECBが発表しています。これは私のメルマガでもツイッターでも、さんざんに言っています。
しかし、マーケットは事実でしか動かないのです。恒大がつぶれてもいないのに、潰れた仮定でシナリオを作るのと一緒です。
ECBのバランスシートは、2週間遅れで発表されます。つまり、前回は9月12日のものが、9月27日に発表されています。9月26日までのものは、10月4日に発表です。10月3日までのものは、10月11日です。ただし、この週は9月が含まれていますので、今の緩和拡大をみれば、10月の営業日は1営業日しかなく確認できない可能性が高いです。
つまり、事実として確認ができるのは、10月18日までできない可能性があるのです。
もちろん、ECBのラガルドがやると言ったことはやるでしょうが、その日付は10月1日とは言っておらず、いつからやるかも不透明です。でも、やるでしょう。
そのうえにエネルギー危機が起きており、誰かが緩和マネーで買い占めをしている可能性もあり、早急に減らさないといけない事情もあります。
実際にいつからやってくるかは、わからない、と言いたいのです。
これも今日書かなければいけないことなので、慌てて書いています。日銀の緩和も新4半期のきょう書かなければいけないことですので、慌てて書きました。まだほかにもポンドの話や、いろいろ書かなければいけない状態です。
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『角野實のファンダメンタルズのススメ』(2021年10月1日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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