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2024年トランプ再選で日本の核武装は不可避に。“西側諸国”と“BRICS+中東”に二分される世界で届かぬ平和への祈り=吉田繁治

ロシア・ウクライナ戦争から世界の情勢は大きく動き出しました。今後、世界は、西側:BRICS+中東とで、二分されるでしょう。その中で、日本は核武装し、スイスのような中立化を目指す動きが出てくると予想します。(『ビジネス知識源プレミアム』吉田繁治)

※本記事は有料メルマガ『ビジネス知識源プレミアム』2022年8月17日号の一部抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

今後の世界情勢を占う

(1)中国軍の台湾包囲は長期化する→半導体の生産、輸出調整。これはウクライナ戦争で、ロシアが原油・LNGの輸出調整を行い、ロシアが、西側に資源戦争を仕掛けたことと同じである。

中国CCPでは、2022年の台湾併合が公式の目標です。米中核戦争が起こることはない。しかし台湾海峡の軍事的な緊張は、2022年、23年、24年と続く。これも、物理的戦闘をちらつかせる「超限戦」である。

(2)ウクライナ戦争は、部分戦争になって、長期化する。ロシアのエネルギー輸出は、ロシア側から調整され続ける。原油・LNG輸出削減の月は、エネルギー価格は上がる。トランプが大統領になったとき、終焉する可能性が高い。

(3)ウクライナ戦争の過程で、親米から親ロシアに転じたサウジは米国からの「原油生産の増加要求」に応じない。BRICSと中東は、世界を、ブロック化経済で50:50に二分する、新たな同盟を結んでいます。西側:BRICS+中東、です。

21世紀の戦争は「超限戦」

「超限戦」は、核兵器を持つ国同士が、物理的な戦闘をちらつかせても、お互いの領土、と勢力の侵略までにはいかず、メディアを使う情報戦、認知戦、金融戦、資源戦、外交戦をフルに使うものです。新型コロナも、どこかの超限戦の一種と見ています。

ウクライナには「核兵器がない」ので、ロシアは軍事侵攻しました。核兵器があると国民の被害が大きくなるので、侵略できません。この「核の抑止力」は、核兵器絶対反対の人が多い日本が理解できていないことです。

北朝鮮の金正恩は「体制を潰されないために」、中国からは経済とIT、ロシアからは兵器の支援を得て、核兵器とミサイルを作ったのです。核兵器をもたなかったリビアのカダフィ、イラクのフセインが、米軍に謀殺されたからです。

北朝鮮、中国、ロシアが、日本に対し核ミサイルを使うことはない。金正恩は、ミサイルを日本海に着弾させる形で「超限戦」を戦っています。
超限戦の解説-Wikipedia

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