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NHK、韓流グループ“デビュー即紅白”はやはり若者向け受信料対策? 同じく“低支払率”沖縄県民には『ちむどんどん』で懐柔も逆効果の苦い過去

大みそか恒例のテレビ番組『NHK紅白歌合戦』に、先月19日に日本デビューを果たしたばかりの韓流ガールズグループが、早々と出演を内定させたと報じられ、SNS上で大いに物議を醸している。

報道によると初出場が内定したのは、6人組ガールズグループ「IVE(アイヴ)」。21年12月に韓国でデビューし、今年8月に発売された3枚目のシングル「After LIKE」がミリオンセールスを突破するなど、現地の音楽各賞を総なめしているという。

さらに今年の紅白には、HKT48の元メンバーの宮脇咲良さんが所属する多国籍5人組ガールズグループ「LE SSERAFIM(ル セラフィム)」の初出場も、有力視されているということだ。

過去にはNiziUの「CDデビュー前に初出場決定」も

ここ数年の傾向からすると、11月中旬である来週あたりに出演アーティストの発表があるのではと噂されている『NHK紅白歌合戦』。

毎年の紅白出場者発表に接して、「誰それ?」といったアーティストが複数現れるのは、特に中高年の方々にとっては“恒例行事”といったところだが、それにしても10月に日本デビューしたばかりなのに、いきなり紅白に出場というのは、あまりにも早すぎないか……といった“違和感”を訴える声が、今回の報道を受けて少なからずあがっているところ。

SNS上では、この手の話では定番中の定番である「事務所から金が渡ったのでは?」説も取沙汰されるいっぽうで、IVEが日本国内においては「アミューズ」に所属し活動していることから、紅白常連の福山雅治や星野源といった大物アーティスト、さらに司会の大泉洋などを擁する大手芸能事務所だけに、その筋で決まったのではないかという憶測も浮上しているようだ。

ちなみに韓流グループの“早すぎる紅白出場”といえば、2020年にガールズグループ「NiziU」が、こちらはCDデビュー前に初出場を決めてしまうという、異例の出来事があったことも。

今回のIVEも、そんな“先例”にならったものだとも言えそうだが、ただNiziUのケースに関しては、それ以前に配信リリースされた『Make you happy』のいわゆる“縄跳びダンス”が、当時すでに若者を中心に大流行していたという状況があった。

それだけに、韓流グループに対して理解のある若者層とみられる向きからは、IVEのいきなりの紅白初出場に否定的な声に「老害」などと煽る声があがる反面、「まだ早くない?」「一般大衆ポカーン」といった意見も多いなど、その反応は複雑といったところようだ。

受信料“低支払率”層への懐柔を試みるNHKだが…

MVやサブスクの再生数といった今ドキな指標で、すでに圧倒的な人気だというIVEの選出に限らず、このところの紅白出場者の顔ぶれは、すっかり“若者偏重”という傾向が定着した感がある。

その最たる例として挙げられるのが、発表時には「意外」との声も多くあがった、女優・橋本環奈の司会抜擢。最近の大河ドラマや朝ドラに出ているというわけでもない彼女だが、高校・大学生などのZ世代に好きな俳優・女優を聞くアンケートを取れば、軒並み上位に名を連ねるなど、若者層から絶大な人気を誇るということが、異例ともいえる起用に繋がったようだ。

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このように、ここまで紅白が若者層の取り込みに躍起になっている背景にあるのは、やはり受信料の問題が大きいというのは、もはや疑いようがないといったところ。

現に、今年7月にNHKが発表した2021年度末の「受信料の推計世帯支払率(全国・都道府県別)」なるデータを見てみると、都道府県別で受信料の支払率がトップなのは秋田県の97.9%。それに対し、逆に最も低いのは沖縄県の49.5%で、さらに大阪府(65.2%)や東京都(67.3%)といった大都市圏が続く結果となった。

NHKの分析によれば、東京や大阪といった大都市圏で支払率が低くなっている背景には、転入居が頻繁であることや単身世帯が多いといった事情が影響しているとのこと。要は進学・就職などで動きが激しい、主に若者層からの徴収がうまくいっていないということで、そういった層にNHKへの関心・親しみを持ってもらうというのが、昨今の紅白の“若者偏重”の狙いというわけだ。

そういった意味では、先日まで放映されていた朝ドラ『ちむどんどん』も、受信料の支払率が圧倒的に低い沖縄県民に対しての、いわば“ご機嫌取り”といった意味合いも帯びていたのだが、結果的には低視聴率に喘いだばかりでなく、地元民からも「上から目線」「バカにするな」といったが多数あがるなど、見るも無残な大爆死でむしろ逆効果に終わる結果に。

ゆえに紅白に関しても、いくらNHK側が“若者層を狙い撃ち”といったアーティストを勢ぞろいさせたところで、その思惑通りにいくとは限らず、逆にミエミエの“懐柔策”が若者からも反感を買うといった可能性も。若者偏重の反動による演歌枠等の削減で、高齢者層の多くはすでに紅白への興味を失いつつある状況もあるだけに、下手をすればあらゆる世代からの支持が総崩れになる展開も大いにあり得そうなのだ。

実際、昨年大みそかの紅白は、ライバルだった日本テレビ系の『ガキ使』特番が放映されなかったのにも関わらず、34.3%(第2部・関東地区平均視聴率)と過去最低の数字に。

今年はその『ガキ使』にくわえて、人気格闘技イベント『RIZIN』の中継も無いようで、目ぼしいのはテレ東系の『孤独のグルメ』ぐらいといったところ。長らく下降線をたどる紅白の視聴率だが、他局がこのような状況でもさらに数字が落ち込むような結果となれば、今年半ばに取沙汰された「紅白打ち切り」も、いよいよ現実味を帯びてくるといったところだろう。

Next: 「司会の大泉洋を阿鼻叫喚させてほしい」

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