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実は生きていた「日本の土地本位制」が次のバブル景気を牽引する=児島康孝

失われた27年にも「土地本位制」は機能していた

1990年から現在の2017年まで、ほぼ27年(もうすぐ30年になるわけですが)、日本は活力を失ったままです。

消費低迷、貧困化、非正規労働、GDP停滞=国力が衰退。これらは、「土地本位制」とは無縁に思えますが、実は「土地本位制」「土地神話」が逆の方向で作用していたようです。土地の価格や不動産価格が下降傾向だったことが、「土地本位制」の日本に逆の作用を及ぼし続けたということです。

それはなぜなのか。解明のカギは、金融にあります。つまり、日本の銀行は、土地担保不動産担保による融資をメインにしています。これは、バブル崩壊後も変わっていません

土地価格や不動産価格が高ければ多く借り入れることができ、安くなると貸し剥がしにもあうということです。土地価格や不動産価格が下落していれば、銀行融資が減り、世の中へのマネーの供給は減っていく仕組みです。

最近、アパート経営やビル経営が注目されていますが、これも不動産を買う場合であれば、銀行から融資を受けることができるという要因が大きいです。

土地や不動産を買う場合、融資が受けられる。つまり、「土地本位制」は続いているのです。

銀行に出かけて行って、「私はこんなことができます」「こんなスキルがあります」という感じで実演して融資が決まるようになれば話は別ですが、いまは全く相手にされないでしょう。

しかし、「この土地を持っています」「このビルを持っています」ということになれば、銀行から融資が受けられることも多いということです。

Next: 不動産価格上昇で日本経済は回復する

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