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イエレンとトランプの「戦い」 警戒される3月15日危機の切り抜け方=藤井まり子

イエレンFRBの「バブル退治」宣言、その裏にあるベストシナリオ

3月3日の講演で、イエレンFRB議長とフィッシャーFRB副議長は、唐突に、しかも、高らかに明快に「3月利上げ」を予告しました。

本当に、今回のイエレンFRBの利上げ予告は、「唐突感」が否めません。2月28日あたりから、急遽、連銀関係者たちが3月利上げの大合唱を開始しました。

2月10日の議会証言から、まだ1ヶ月も経過していない中で、あまりに唐突な「利上げ」予告でした。

イエレンFRB議長が、この手の講演会で「次回のFOMCでの利上げ予告」を行なうことはとても珍しいです。今までは「なかった」です。

この「唐突感」は、当然、「直近のアメリカ株式市場のバブル化」を意識してのことでしょう。

かねてより、「金融市場の安定化」に力を入れてきたイエレン&フィッシャーFRB。アメリカ株式市場で生まれた「トランプ・バブル」をもっと巨大になるまで放置したら、後々、アメリカの金融市場は不安定になります。その後の金融政策ではもっと苦労してしまいます。

ここらあたりは、イエレンFRB議長とて、「2%インフレ目標」を盾に取ってでも、「アメリカ株式市場のバブル状態」を比較的早期にクールダウンさせておきたいところでしょう。

3月3日のイエレン&フィッシャー発言を受けて、かのJPモルガンも、次の利上げ次期を3月に繰り上げて、年内利上げ回数も2回から3回に変更、「3月、6月、9月」の3期連続利上げに予想を修正しています。これは、かなり「厳しい引き締めへの転換」予測です。

3月14-15日のイエレンFOMCで、金融政策が大きく引き締め方向へと加速されるならば、さすがの「トランプ・ラリー」も、調整局面入りするのではないでしょうか?

そして、いつも、ついつい、以下のように、想像・憶測してしまうんです。

「トランプとイエレンの間では、今後の金融政策についての話し合いはもうすでに終了しているのではないのか?銀行監督行政担当のFRB副議長のポストを巡って、トランプがイエレンの意思を尊重してあげたことと引き替えに、イエレンFRBは比較的早い時期の『トランプラリー潰し』に乗り出したのではないだろうか?」

繰り返しお伝えしますが、トランプノミックスのベストシナリオは、「2017年の比較的早い時期におけるバブル崩壊」です。

トランプは、トランプラリーがバブル化したのを見計らって、後のことは安心して、イエレンFRBに任せているのではないのでしょうか?

債券市場は、こういった一連の動き(利上げ→バブル潰し→再度、金融緩和への転換)を察知して、利回りを上昇させていないのではないのか?

株式市場と債券市場がばらばらな動きをするのも、こういった「トランプ政権とイエレンFRBとの間の暗黙の取り決め」をすでに見透かしているからではないでしょうか?
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※本記事は有料メルマガ『藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート』2017年3月7日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にご購読をどうぞ。当月配信済みのバックナンバーもすぐ読めます。
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藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート』(2017年3月7日号)より抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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