日銀は「実質金利」をよく知るべき
欧州では、インフレ率(物価上昇率)にあわせてマイナス金利幅を拡大する国も、相次いでいます。これは、実質金利についての認識がしっかりしているということです。
デフレ基調の場合(=物価上昇率がマイナス)は、マイナス金利の幅を躊躇なく拡大しています。
このように、いつまでも物価上昇率2%を達成できない日銀は、実質金利を軽く見ているか、国民への説明を避けて立ち止まっている。よって、デフレは続き、日本国民の生活は苦境が続いているということです。
あまり難しいことはしなくても、実質金利を見合った水準にして、短期金利を低めに誘導すれば、デフレは解消に向かいます。しかし、これができないわけです。
image by:Wikimedia Commons
『ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!』(2018年5月3日号)より抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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