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Netflix、Spotifyほか大手が利用して大絶賛! 決済サービスAdyenがついに上場=シバタナオキ

サービス概要

実際にAdyenがどのようなサービスを提供しているのか見てみましょう。

これだけ昔からあるビジネスを、これだけ速いスピードで、これだけの規模に成長させているには、何か理由があるはずですが、一体どのようなサービスを提供し、どのように差別化しているのでしょうか。

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上図の上側が通常の決済フローになります。

左側から、店舗はまず決済ゲートウェイと通信をします。決済ゲートウェイはリスクマネージメントを行った上で、アクアイヤーや、ビザなどのネットワークと決済プロセッシング業務を行います。

上図の下側がAdyenのモデルになりますが、Adyenは決済ゲートウェイだけではなく、リスクマネージメント、そしてビザなどのネットワークとの通信も一気に引き受けることになります。

このように、決済における中間プレイヤーを減らすことで、より早く、そしてより安価な手数料でサービスが提供できる、というのが同社の強みになります。

目論見書の中ではAdyenの強みとして、以下の4つが挙げられています。

・A global platform with local depth(ローカルに詳しいグローバルプラットフォーム)
・Unified commerce across all channels(多方面にわたる統一的な取引)
・Data-centric solutions to increase revenue while reducing risk(リスクを低減しながら収益を増加させるデータ中心のソリューション)
・Membership to ongoing innovation(継続的なイノベーションへの参画)

単なる決済サービスだけではなく、オフラインの店舗向けにもPOS端末を提供しています。

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Apple Storeで買い物をしたことがある人は、店員がこのような端末を持っている姿を見たことがあるかもしれませんが、Adyenも似たような端末を店舗向けに提供しています。

他の決済サービスとの最大の違いは、AdyenのPOS端末を利用して決済すると、そのデータはオンラインで購入されたデータと同じデータベースに保存されるため、店舗側がそのユーザーの過去の購入履歴やなどを一元管理することができる、という特徴です。

これは当たり前のように聞こえるかもしれませんが、実はこれが実現できている店舗というのは非常に少ないのです。お店に靴を買いに行って在庫がない場合に、そのお店で注文することが出来ずに店員さんからオンラインで注文してくださいと言われてしまうケースに遭遇された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

Adyenのサービスを使えばこのようなケースが無くなり、より良い顧客サービスを、マルチチャネルで提供できるようになるというわけです。

価格体系

価格体系のイメージを見てみましょう。

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こちらはあくまでサンプルですが、購入者が100円分の買い物をした場合、購入者側の銀行などで約1%手数料がかかり、VISA・Masterなどのブランドに0.5%の手数料を支払い、Adyenが2.6%の手数料を取り、最終的に店舗側には98.24%が支払われるというモデルになっています。

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