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遺言書の作成にはどれくらいの時間が必要?後悔しないために考えておくべきこと=山田和美

焦って結論を出すのではなく、必要に応じた吟味を

当メールマガジンでも何度もお伝えしているように、問題のない遺言書を作成するのは、決して簡単なことではありません。

もちろん、ご本人の想いが最も重要なわけですが、想いのままに考えた内容では、その想いが実現できないケースは多々存在します。

その理由は、例えば遺留分であったり、例えば手続きの問題であったり、例えば税金の問題であったりと、内容や法定相続人の構成によって複合的に絡んできます。

問題のない遺言書を作成するためには、これらの問題を一つ一つ吟味する必要があるのです。

当然、情報がなければ判断しようがありませんから、様々な選択肢や、選択肢ごとのリスクも提示していきます。

ただし、そのメリットデメリットを踏まえて最終的に結論を出すのは、あくまでも遺言者様ご本人です。

ここを、どれだけ悩まれるかで、ゴールまでの期間が自ずと異なってくるわけです。

年内中に作成したいなど、区切りまでに作成したお気持ちも非常にわかります。

とは言え、遺言書は非常に「重い」書類ですから、焦って結論を出してしまうのではなく、必要に応じて吟味する期間も必要なのではないでしょうか。

遺言書作成までにかかる「期間」について、参考になれば幸いです。

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こころをつなぐ、相続のハナシ』(2018年12月12日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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愛知県の行政書士山田和美が、相続・遺言について情報を発信するメールマガジンです。ご家族が亡くなる、ご自身の相続に備えて準備をする。そういった経験は多くの場合、一生に数える程しかありません。だからこそ実際に直面したとき、何から手を付けて良いかわからず戸惑ってしまったり、知らなかったが故に不利益を被ってしまう事が多々あります。このメルマガでは、「相続人って誰のこと?」という基本的な事から、「相続が起きると銀行口座どうなるの?」等のより実務的な疑問まで幅広くお伝えして参ります。

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