fbpx

底の見える気配がない米国市場…FOMCが恐れる1937年のできごととは?=今市太郎

政策発表後、多少下げてクリスマス入りかと思いきや大暴落

閑散に売りなしといいますが、今回もFOMCの結果発表を受けてクリスマス休暇に突入することから、多少下げることがあるとしても年末のクリスマス前に相場の大暴落が起きるとはほとんどの市場参加者が想定していなかったことでしょうし、ファンド勢などはすでに休暇に入っており相場に触っていないのが実情です。

しかし、リアルな相場はCTAのアルゴリズムが休まず働いているのかリスクパリティファンドのコンピュータ取引が無慈悲に下げた株価をかたっぱしから損切しているのかわかりませんが、市場参加者が少ない薄い相場状況の中で売りが異常に加速し、オーバーシュート全開の下落相場を展開中です。

気がつけばNYダウもS&P500もNASDAQも年初来安値を更新中で、今年はとうとう年足で陰線引けがほぼ確定状態に陥りつつあり、ドル円はとうとう110.814円まで下押しする始末で、FOMC暴落といっても過言ではない状況をあらわにしています。

ウォール街のミレニアル世代はクリスマス明けにサンタクロースラリー再来で、2019年はトランプ就任3年目の大統領選前年アノマリーを固く信じて来年も株価大幅上昇という甘い見通しを確信していたのでしょうが、どうもリアルな相場状況はそんなことには一切ならなさそうな雰囲気が強まっています。

Next: 大統領就任3年目のアノマリーかレイダリオか…来年の米株相場の行方は?

1 2 3
いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー