米ドル/円は109円を割り込んでから重い局面。下げ止まりを見せて上昇に転ずるか――正五角形の黄金比率で相場を読み解く「ペンタゴンチャート」の第一人者・川口一晃氏による最新の各通貨ペア分析をお届けします。(☆ペンタゴンチャート分析<為替編>)
※本記事は『☆ペンタゴンチャート分析<為替編>』(2019年12月6日)の一部抜粋です。興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本稿で割愛したビットコインの展望もすぐ読めます。
ペンタゴンチャートの見方
(1)ローソク足(値段)は各辺に沿って動いたり、各点に引き寄せられる
(2)各点が変化日になる
(3)各点に引き寄せられたもののその点に到達できなかった場合には反転する
(4)中心点の上方を通過すれば次のペンタゴンは上方か真横、下方を通過すれば真横か下方に付く
(5)時間の逆行は起きてはいけないこととされている
109円の上値が重い展開から、新しい流れが出るのか
109円00銭を60分足の終値で越えると短期的に上昇局面へ
堅調な展開の中109円台半ばで推移していたのだが、109円を割り込んでからは上値の重たい展開が続いている。
直近ではA点が位置する時間帯より再び上値の重たい展開となり、B点が位置する時間帯を通過すると下げ止まる気配を見せている。
次の注目時間は12月6日10時前後と18時前後である。
A点水準:約109円10銭
B点水準:約108円30銭
C点水準:約109円60銭
D点水準:約108円90銭
<現在の局面>(日足ベースとは違い、あくまでも時間足をベースにした短期の分析)
現在は下落局面。109円00銭を60分足の終値で越えると短期での上昇局面に移行する。
<今後のポイント>
D点に注目したい。このあと、D点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過する。したがって、新しい流れが出るのか否かがポイントになる。
●上値の重たい展開が続く場合
中心点D点の下方を通過すると、次のペンタゴンが右下に描き足される可能性も出てきてしまう。すなわち、BEラインが下値支持線にならない可能性があるということだ。
この場合、BEライン水準から108円台前半を試す動きが考えられる。
●堅調な展開に移行する場合
B点が位置する時間帯よりやや値を上げてきている。このままペンタゴンのど真ん中の時間帯にあたるD点を通過することで新しい流れが出る可能性があるからだ。
この場合、109円台乗せからC点水準が意識されよう。
<各通貨の直近転換価格状況>(現在のポジションとロスカットを含めた転換価格を提示)
通貨 現在のポジション ポジション転換価格
ドル円 下落局面(売りポジ) 109円15銭(買転換)
ユーロドル 上昇局面(買いポジ) 1.102ドル(売転換)
ユーロ円 上昇局面(買いポジ) 120円20銭(売転換)
ポンド円 上昇局面(買いポジ) 140円60銭(売転換)
豪ドル円 上昇局面(買いポジ) 74円00銭 (売転換)
(12月5日現在)
※本記事は『☆ペンタゴンチャート分析<為替編>』(2019年12月6日)の一部抜粋です。興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。
image by : Leszek Glasner / Shutterstock.com
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