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「政治家は麻雀の名手だらけ」平成の半ば、政治記者は賭け麻雀でお小遣いをもらっていた=真殿達

日本のギャンブル好きは変わらない?

パチンコの興奮冷めやらぬ大学者は詰めに詰めた。

矢継ぎ早に発せられた鋭い質問は、パチンコ業界と警察官僚との関係、在日問題、与野党の南北朝鮮への関与、政治献金、いくつかある遊戯協会の実態など主に物事の裏表の委細や業界団体の機能と役割等への説明を強いた。

アメリカなら反トラスト法に触れかねない談合行為や業界のインサイダーたちが寄ってたかってツケを消費者に回している実態を話すことになったのだった。

敵は最後に、「当事者の全員がインサイダーになって各々が既得権を合法的に享受するために、物事を言い変えたり、黙認し合ううちに、つじつまの合わなくなるところは言葉の意味と実態に齟齬が生じても黙って認めるシステム」という解説すらして見せた。

「わかったぞ、日本の特殊な金融システムや慣行にも似たところがあるのだ!」「今日は、日銀の研究所で議論しているより勉強になった!」などと吠えられたので、腹いせに、ついついちょっかいを出したくなり、「路地裏の経済学」で名をはせていたその時はもう倒産していた長銀の竹内宏氏(故人)のパチンコへのうんちくを教え、日銀に戻ったら誰かに元長銀の竹内氏に会いたいと頼んでみろと唆したのだった。

働き方改革、イクメンなど世の中は変わった。ジェメソンや竹内宏氏に、検察官の賭けマージャンを今ならどう思うのか聞いてみたいものだ。

2人ともニヤリと笑って「ギャンブルを徹底して取り締まったら日本の生産性は上がるだろうなあ」というのか。それとも「相変わらずパチンコをギャンブルといわない嘘が通用しているんだ。もう救いようがないなあ」と突き放すのか。

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image by:Dan_H / Shutterstock.com
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