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なぜ一流の経営者は他人の言葉を聞かないのか?「独断力」が成功の鍵=午堂登紀雄

自己責任が叫ばれる昨今では、他人に振り回されずに生きるための「独断力」が必要です。GoToを利用するのか、自粛するのか。国や会社や他人に流されて生きることも可能な現代こそ、他人の言うことを聞かない方がうまくいくことに気がつくべきです。(『午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』午堂登紀雄)

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プロフィール:午堂登紀雄(ごどう ときお)
米国公認会計士(CPA)。1971年生まれ、岡山県出身。中央大学経済学部 国際経済学科卒。株式会社エディビジョン代表取締役。一般社団法人 事業創造支援機構代表理事。

「GoTo」に振り回されてしまう私たち

独断力とはその名の通り、「独力で決断する力」のことです。それが個性や自分らしい価値を出すことにつながります。

個性とは、誰かに教えてもらわなくても、自分の中から自然に湧き上がってくるもの。創造性は、誰かに指示・命令されることなく、自由な環境の中で自発的に発現するもの。

それらを発揮するには、自分の価値観・自分の判断軸で決断する経験を積み重ねる「独断力」を獲得することです。

独断力がない、つまり常に他人に相談したり他人から指示を受けないと動けない人は、他人の価値観の中で生き、他人の価値観に振り回される存在でしかありません。

他人の意見を聞いてからでないと決められないという人は、常に他人の後ろを歩く人生になります。

たとえば、コロナ禍におけるGoToトラベルキャンペーンでも、「政府は行けというし、地方の知事は来るなという、どっちなんだ」などと、お上に決めてもらわなければ移動も旅行もできないという、自分で決められない子どものような大人はたくさんいました。

決断しなくても生きていける

それはおそらく、重要な決断の局面が少ないうえ、自らの責任と才覚で決断してこなかったことに起因するというのが私の仮説です。

なぜなら、現代日本では決断しなくても生きていけるからです。

せいぜい、どこの学校に進学するか、どこの会社に就職するか、誰と結婚するか、どこに引っ越すか、転職するかどうか、といった程度で、あとは親や学校、会社の言いなりになっていれば特に生活には困らないでしょう。

そうやってさほど考えなくても時間は流れ、人生は過ぎていきます。

では、そうした生き方で本当に納得できるでしょうか。

Next: なぜ一流の経営者は他人の言葉を聞かない?「独断力」の効用は

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