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自然と目標が実現してしまう?『思考ノート術』はカーナビに目的地を入れるようなもの=午堂登紀雄

前回は、「思考ノート術」のやり方を紹介しました。今回は、このノートを行うことで、どんな効果がどのようなロジックであるのかについて詳しくご紹介します。(『午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』午堂登紀雄)

※本記事は有料メルマガ『午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』2019年1月28日号を一部抜粋したものです。興味を持たれた方は、ぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:午堂登紀雄(ごどう ときお)
米国公認会計士(CPA)。1971年生まれ、岡山県出身。中央大学経済学部 国際経済学科卒。株式会社エディビジョン代表取締役。一般社団法人 事業創造支援機構代表理事。

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わざわざノートに書くことの重要性とは

どんな課題も解決する方法が思いつくようになった「思考ノート」

現在の私は、何か課題があっても即座に解決方法を探すことができ、即実行に移すようになっているため、ノートに書いて検討するという作業は不要になりました。しかし、その地力を作ったのは間違いなくノートを書いてきたからだと思っています。

そのため、問題解決能力を高めたい、夢を実現させたいと思っている人には、手で書く
ノートを推奨しています。

思考ノート術を使えば、問題点のあぶり出し、本質的原因の絞り込み、課題の整理、打ち手の抽出が効率的かつ効果的にできるようになります。

つまりものごとの本質をより的確に捉え、論理的思考力や問題解決能力を高めることが
できるようになるということです。

参考までに、その力をより引き出すため、思考ノートを使って出来る、基本的かつ効果
的なトレーニングを紹介します。

トレーニング1<なぜ何トレーニング>

自分の仕事や会社が抱えている問題点をキーワードとして抜き出し、問題や論点のつながりと思われるキーワード同士を線と矢印で結びます。

次に、Why?(なぜ?)理由を問う。

次に、HOW(どうすればいい?)を打ち手を出す。

次にその方法についてSo What?(だから何?)つまり効果があるのかを問います。

トレーニング2<疑似コンサルティング>

電車の吊り広告などで、目にとまった企業が、業界内でトップシェアをとるために取り得る打ち手を、それが効果的な根拠とともに3つ挙げます。いわゆるあなたが経営コンサルタントになったつもりで解を考え提言するふりをするという方法です。

トレーニング3<疑似ディベート>

広告や雑誌のコピーに書いてあることにことごとく反論を試みる方法です。例えばケータイを小中学生に使わせることに否定的なコピーがあれば、それに対してロジカルに反論してみるのです。

たったこれだけのことですが、最初は結構難しいと思います。

これも紙に書くことです。紙に書かなければ、思考や発想は中途半端なまま消えていき、結論まで到達させることができません。

特に電車の中で行うようなトレーニング2や3は、つい他のことに興味が移って発想が中断してしまうということになりかねませんから(ただし満員電車の中ではなかなかできないので、スマホのメモ機能をつかってもよいでしょう)。

最初のうちは、いかに日常生活の中で深く考えていないか、表面的な思考で理解したつもりになっているかを痛感させられてしまいますが、この作業が書かなくても脳内でできるようになれば、論理的思考力がついたと言えるでしょう。

さらに、このノートに書いた内容に関して自分でツッコミを入れてさらに練り上げることで、他人からの反論に対しても論理的に説明することができ、相手を説得することができます。私もコラムを書き始めた当初は、ノートで構造図を作ってから書いていました。

Next: ノートに書き留めることで、どんな思考が身に付くのか?

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