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東京国税局、今年2人目の女性職員“ソープ副業”発覚。昼職掛け持ちで826万円荒稼ぎも、結局はホスト&スカウトの喰い物に?

都内の税務署に勤務する女性職員(24)が、ソープランドなどの風俗店で働いていたことが発覚。国家公務員法の兼業禁止規定に違反したとして懲戒免職となったという報道が、大きな話題となっているようだ。

報道によると女性職員は、21年4月から約1年間にわたり、平日の夜間のほか、病気休暇を申請していた日などに、都内外のソープランドやデリバリーヘルス8店舗で計165日働き、計約826万円の収入を得ていたとのこと。

今年7月に外部から情報提供があり、風俗店での勤務が発覚。女性職員は内部調査に対して、街中でスカウトされたのが働きだしたきっかけだと話しているという。

昼職掛け持ちで1日約5万円をソープで稼ぐには?

世の中の兼業・副業ブームとは裏腹に、それらの行為が固く禁じられている税務署員をはじめとした公務員の方々。しかしながら、そんな“鉄の掟”に抗うように風俗店などでの勤務がバレ、懲戒処分が下るといった話は枚挙に暇がないといったところ。

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今回取沙汰されている東京国税局に至っては、同様にソープランドなどで計150日間働き、計約125万円を稼いでいたという当時27歳の女性職員に対して、停職9か月の懲戒処分が下り、そのまま依願退職したというが今年2月頃にあったばかりだというのだ。

しかも今回の24歳女性職員だが、報道にあった勤務期間と照らし合わせてみると、そんな同僚の懲戒処分があった後もソープで働き続けていた模様。「自分だけはバレない」といった謎の自信もあったのかもしれないが、そこでキッパリとソープ勤務を止めれなかったことが、その後の外部タレコミによる発覚に繋がった格好だ。

とはいえ、この2件の国税職員による風俗店勤務だが、働いていた日数自体はさほど変わらないものの、稼いだ金額には圧倒的な差が存在。今回報じられた24歳女性職員の場合、計165日の勤務で計約826万円の収入ということで、ざっと均せば1日5万円ほどの荒稼ぎとなる計算である。

この女性職員は、日中に税務署での“本業”があったであろう平日の夜間にも働いていたということで、そんな限られた時間内でそれだけ稼ぐとなると、やはり主戦場は単価の高いソープランド、しかも激安・大衆店レベルではなく、いわゆる中級以上のグレードの高い店舗で働いていたと推測されるところ。

しかしソープランドをはじめとした店舗型の風俗店は、風営法によって営業時間が午前0時までと定められているのはご存知の通り。そんななかで1日5万円ほど稼ぐとするならば、例えば中級店だとしても20時入店の4時間勤務だと、フルに客が付いたとしてもさすがに厳しいといったところ。現実的にはそれよりも早め、18時や19時あたりには少なくとも出勤する必要がありそうである。

そうなると、俄かに浮上してくるのが「国税職員はいつもそんな早くに仕事があがれて羨ましい」といった声。

血税から給料を貰っている立場での“エッチな副業”といった話以上に、日頃からそれだけ早上がりが可能で、さらには病気にかこつけて休むのも自在といった、そんなホワイトを通り過ぎて“特権階級”とも言えそうな公務員のご身分のほうが、よっぽど一般庶民からの反感を買いそう……といったところである。

実際には報道以上に稼いでいた可能性も

このように、税務署員という本業にくわえて、ソープ嬢としても大いに稼いでいた今回の女性職員だが、なぜにそこまでの大金が必要だったのかというと、ホストクラブでの飲食代を捻出するためだった模様。

振り返れば、先に停職9か月の懲戒処分の末に依願退職をした27歳女性職員も、動機はホストクラブでの飲食代捻出だったと報じられており、どうやら2人はほぼほぼ同じような経緯で、国家公務員という安定した立場を失うという転落劇となった格好だ。

いっぽうで今回の24歳女性職員に関して言えば、自ら風俗店の門を叩いたわけではなく、スカウト経由でその世界に入ったとのこと。

スカウト経由で風俗への入店は、働く側にとっては店選びの手間が省けるというメリットはあるいっぽう、稼いだ給料の10~15%が半永久的にスカウトの元に行くという、いわゆる“スカウトバック”といったシステムが存在し、その分働き手の取り分が減るのがデメリットとされる。

要は、記事では計約826万円もの収入を得ていたとされる女性職員は、実際のところもっと稼いでいた可能性が高いということなのだが、そんな大金をまずはスカウトマンが天引きし、そのうえで残った金もあらかたホストに貢いでしまったとのことで、とことんまで男の食い物にされてしまったという構図も浮かび上がるところだ。

Next: 「同じ年に同じ部局内での“再発”はなかなか痺れる展開」

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