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ガソリン高騰で少子化が加速?デートのガソリン代を彼女に請求する男に批判殺到…頑なに減税しない岸田の悪政が招いた軋轢との見方も

ドライブデートの際に、彼氏からガソリン代を請求された……そんな女性によるSNS上への“ぼやき”投稿が、大きな波紋を呼んでいるようだ。

投稿によれば女性のほうは、彼氏がデートの際にクルマを出して運転してくれたということで、晩御飯の焼肉代は金額こそは不明ながらも、彼氏の分も全額出して奢った模様。

ただ、その後のLINEのやり取りで、彼氏から「あと言い忘れてたけど次に会った時今回のガソリン代6,510円お願いします」との返信があったようで、女性は「なんとも言えない気持ちになった」と、その心情を吐露している。

広く国民の間で募るガソリン代高騰を巡る政府への不満

デートにかかった費用は一体どちらが払うものなのか……というのは、いわば男女間での永遠のテーマ。

以前の価値観なら、デート代は男が払うのもの、あるいは男のほうが多く負担するものといった風潮も色濃くあったものの、最近では女性の5割強が、2回目以降のデートでは“割り勘にしたい”と考えてるとのアンケート結果もあるなど、その価値観は移ろいつつあり、明確な答えは出ないといったところである。

とはいえ今回の件に関しては、彼女側が食事代を奢っているにもかかわらず、ガソリン代を請求する彼氏側の非を指摘する意見が多いようで、「夕飯ご馳走してるのに請求してくるってヤバいですね」「とりあえず今すぐ別れよう」といった声が多くあがっているのだが、そのいっぽうで取沙汰されているのが、6,510円という高すぎるガソリン代の是非だ。

先月の8月末には、1リットルあたりの全国平均価格が185.6円と、15年ぶりに過去最高値を更新するなど、収まる兆しがまったく見えないガソリン代の高騰。この異常な状況を受けて、つい先日には日本自動車連盟(JAF)が、ガソリン税に消費税が課税されている“二重課税”の解消などを求めて、声明を発表したとも報じられたばかり。

その声明でも指摘されている通り、昨今の日本におけるガソリンの高騰は、原油価格の高騰などが原因ではなく、旧暫定税率分のガソリン税など、複数の税金が上乗せされている点が主たる原因だというのは、周知の事実となりつつある。だが、それでも政府は「一度手にした税収は手放さない」とばかりに、補助金は出すものの減税には決して応じないといった姿勢を取り続けている。

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そんななか取沙汰されている今回の件なのだが、仮にガソリン代がリッター180円だったと仮定すると、6,510円分だとだいたい36L分となる計算。クルマの燃費にもよるが、下手をすると700㎞以上のロングドライブをした計算になるということから、彼氏が請求額をかなり盛っている、あるいはこの話自体が“ネタ”ではないのか……という説も浮上しているところ。

とはいえ、よくある“デート代、どちらが払う?”的なネタで、ここまでの盛り上がりというのは、ドライバーらを中心に募りに募っている、ガソリン代高騰を巡る政府への不満が、ドライバーのみならず国民全体の間で募りに募っていることも、少なからず作用したものと言えなくもないだろう。

ガソリン高騰により少子化問題を悪化させる岸田政権

このようにガソリン代の高騰が続く状況は、運送業をはじめとした様々な業種に深刻な影響を与えているいっぽうで、日頃からクルマが欠かせない地方に住む人々の生活も大いに脅かしているとの指摘も。

例えば今回のような若い男女間での話でいえば、特に地方住みのカップルなら、デートでどこかに出かけたり、あるいは2人でどこかでイチャイチャするのにも、クルマの存在は欠かせないといったところ。

それがガソリン代が高すぎるがゆえにクルマが出せず、デートもままならないということになれば、昨今政府が懸案事項としている“少子化”の問題においても、まわりまわって影響が出かねない……そんな心配の声も、少なからずあがっているよう。

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ましてや今回の件では、ガソリン代の負担を巡ってカップルの間に溝ができてしまったとあって、仮にこれで別れてしまうこととなれば、彼氏側の甲斐性の問題もさることながら、岸田政権によるガソリン税を巡る“悪政”も、ひとつの要因として取沙汰されかねない状況と言えそうである。

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