日本はまた先進国に戻れるのか?
日本政府は9月25日から10月6日にかけて、自治体などと協力して、海外の投資家や資産運用会社を集中的に日本に招待する「ジャパン・ウィークス」を開催します。一連のイベントを通じて、日本の金融資本市場としての魅力を発信していくとのことです。
政府は4月に、対日直接投資額を2030年までに100兆円にする目標を掲げた「海外からの人材・資金を呼び込むアクションプラン」をまとめています。
このアクションプランでは、前述の通り以下を具体的な取り組みとしています。
・グローバルサプライチェーンの再構築
・アジア最大のスタートアップハブ形成
・高度外国人人材棟の呼び込み、国際的な頭脳循環の拠点化
・海外から人サイト投資を惹きつけるビジネス・生活環境の整備等
・世界への発信強化
岸田首相は、日本に対する設備投資だけでなく「成長や経営改革につながる資本参加も大歓迎をしている」と強調しました。
かつては「積極的に経営戦略を提案する投資ファンドを避ける傾向がある」とも言われましたが、今は経営改革を大胆に進める外資を積極的に受け入れている企業も増加している……と述べました。岸田首相は、今週にも経済対策の具体案の検討に入るようです。
何もしなければ、本当に“魅力がない日本”になってしまいます。
長きにわたり、成長も賃金上昇もなかった日本という船の舵を、どうやら大きく切ろうとしていることは伺えます。
これまでの日本の社会構造をどこまで変えていけるのでしょうか…。
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※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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