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バフェットは何を犠牲に成功した? 凡人がマネして億万長者になる方法(後編)=俣野成敏

【成功法則7:群集心理を避けよう】

かつて、バフェット氏はこのように言っています。「ビジネスの世界でもっとも危険な言葉は、次の5つの単語で言い表すことができます。それは『他の誰もがやっている(Everybody else is doing it)』」だと。

もともと、人間は予測のできないことが嫌いです。でも、他人がすでにやっていることであれば、「自分も大丈夫なのではないか?」と感じます。いわゆる「赤信号、みんなで渡れば怖くない」心理です。

特に、他人が何かに群がっている様子を見たりすれば、居ても立ってもいられなくなるのが人の性というものでしょう。その顕著な例が、当メルマガの前号(Vol.96)でもお伝えした“仮想通貨フィーバー”です。2017年の年末から2018年年始にかけて、多くの人が借金で仮想通貨を購入し、その大多数が焦げ付くか塩漬け状態になりました。

実は、仮想通貨も「特定のコインを短期間に売ったり買ったりする」よりは「いくつかのコインをドルコスト平均法(定額購入法)で買う」か、もしくは「買いっぱなしでしばらく寝かせておいた」ほうが利益を享受している場合が多いのが実情です。その主たる事例が、仮想通貨を最初に日本に知らしめることとなったマウントゴックス事件です。

これは2014年、仮想通貨取引所のマウントゴックスが、ハッキング被害によって顧客の75万ビットコインと自社の10万ビットコイン(約470億円相当)を消失した末に経営破綻した事件です。ところがその後、ビットコインが急騰したため、残ったコインで債権者に満額返済できるメドがつくという、珍しい事例となりました。こうなったのは同社が倒産したことによって、ビットコインが引き出せなくなり、寝かせているうちに価格が高騰したためです。

大きな成功は、誰もが選ばない道を1人で行った先にある

当然のことですが、他人と同じことをしていては恩恵には預かれません。大きな成功を手に入れたければ、成功する要素があって、かつ誰もが選ばない道を1人行く勇気が必要です。

バフェット氏は、誰もが投資を敬遠していたリーマンショックの最中にも、資産を大きく増やしています。2008年9月、ゴールドマン・サックスの優先株を50億ドル分買い、翌月にはGEの金融部門にも30億ドル出資するなどしました。「暴落は好機」を、身を以て実践したわけです。もちろん結果は圧勝。“オマハの賢人”の面目躍如たるものがありました。

「強者の戦略」はとてもマネできない

私たちが、氏とまったく同じ行動をとるのは難しいでしょう。私たちが採るべきなのは、弱者の戦略です。

たとえば仮想通貨を例に見てみると、マウントゴックスが破産した2014年の頃に「仮想通貨の将来性に気づいて大量購入する(強者の戦略)」というのは、普通の人にはなかなかできないと思います。

しかし仮想通貨が注目され始めた2017年の夏頃であれば、その存在を知っていた人というのは結構、いたのではないでしょうか。

弱者の戦略を身に付けたいのであれば、みんなが群がってから慌てて手を出すのではなく、「おやっ」と思った時点で調べてみて、将来性を感じたら少額投資から試してみる、というのがいいでしょう。

仮想通貨は、新しいインフラです。よって、儲ける云々よりも「未来の通貨の可能性に一足早く関わる」ことにこそ意義があると思います。この考え方に共鳴するのであれば、今から取り組んでも遅過ぎる、ということはないのではないでしょうか。

《投資における弱者の戦略 5つのポイント》

  1. 世の中の動きにアンテナを張る
  2. 投資対象と市場の将来性に目を向ける
  3. 一攫千金を狙わない
  4. 生活費をつぎ込まない
  5. ドルコスト平均法(定額購入法)などの方法を取り入れれば、価格の上下はある程度、慣らすことができる

Next: 自分にはムリだ!と叫ぶ前に。望む自由を得るための最初の一歩とは

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